コールドプレイ、B・スプリングスティーンから授かったスーパーボウル出演の心得とは


2月7日に開催されるプロ・アメリカンフットボール優勝決定戦となるNFLスーパーボウルのハーフタイム・ショーのヘッドライナーを務めるコールドプレイだが、クリス・マーティンはブルース・スプリングスティーンに心得を手ほどきしてもらったことを明らかにしている。

準備の手応えについてクリスは次のようにCBSテレビのワイド・ショー番組『サンデー・モーニング』に語っている。

「12分半で自分たちの全キャリアを伝えなきゃならないっていうコンセプトがすごくおもしろいと思ってね。すごい大きな課題だよ……まあ実際に演奏してられるのは11分くらいだろうからね。それで特別ゲストも予定していて、足りないところはみなさんにカヴァーしてもらうと」

なお、特別ゲストとしては“ヒム・フォー・ザ・ウィークエンド”に参加したビヨンセが共演する予定で、さらにブルーノ・マーズの共演も予定されている。また、かつての出演者から次のような助言をもらったともクリスは語っている。

「何年か前に出たアーティストとも話したんだけど、『身体で動いてたとしかいいようがない』っていうことなんだ。実はブルース・スプリングスティーンと話したんだけど、もうブルースに成りきっていわれたことを自分にいい聞かせたよ、『音符ひとつひとつまで身体で憶えてなきゃだめだぜ。12分。長くはないけど、それだけありゃあ充分だ!』ってね」

さらに娘のアップルからは次のように助言されたという。

「昨日、娘からとても心やさしい助言をもらってね。『スーパーボウルに出るのどんな感じ?』っていわれて『もちろん、ちょっと緊張してるよ』って話したら、『パパ、最悪でも、ネットのネタになるだけの話だから。ひと月もしたら、みんなそれで忘れちゃうから!』っていってくれたんだよ」

また、先月他界したデヴィッド・ボウイにコラボレーションを断られた時の話をあらためて次のようにクリスは振り返っている。

「断るにしてもものすごくユーモアに溢れててやさしかったんだよね! 電話で話してて、『この曲どう思いますか』って訊いたら『うん、クリス、きみの最高傑作ではないね』っていって、それでその話は終わったんだよ。それから思ったんだよ、『うん、よく考えてみたら、その通りだな。この曲ダメだ』ってね。けど、少なくとも、なんか一緒に作業をしたことがあるとはいえるわけじゃん(笑)」