忘れらんねえよ、感情ダダ漏れでロックスター宣言! 「ツレ伝」ファイナルはVS夜の本気ダンス

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2016年3月27日、忘れらんねえよによる対バンツアー「ツレ伝ツアー2016」最終公演がTSUTAYA O-EASTにて行われた。RO69では、この模様をライヴ写真とレポートでお届けする。

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「今日歌うのは誰のためでもないからね、あんたらのためだから」――1年ぶりに行われた、忘れらんねえよ主催の2マンツアー「忘れらんねえよ主催 ツレ伝ツアー」のファイナルがTSUTAYA O-EASTで行われた。今年1月から約3ヶ月間行われた「ツレ伝」ファイナルのツレは、先日行われた「スペースシャワー列伝TOUR」にも出演した夜の本気ダンス。ライヴを観る人、共演する人、忘れらんねえよに関わる全ての人を、ひとり残さず真っ直ぐに受け止める彼らの深い愛が爆発した一夜だった。

トップバッターは、3月9日にメジャーデビューを果たした夜の本気ダンス! ミラーボールが回りだしてダンスフロアと化した会場に米田貴紀(Vo・G)、町田建人(G)、マイケル(B)、鈴鹿秋斗(Dr)の4人が登場すると、「京都から来ました夜の本気ダンスです、踊れる準備はできてますか?」という米田の挨拶も早々に“By My Side”“B!tch”とハイテンションナンバーを遠慮なくぶち込んでいく! そしてMCモンスター・鈴鹿も、自分たちが出演したスペシャ列伝とひもづけながら「ツレ伝はバンドの登竜門だから! 忘れらんねえよ以外がどんどん売れていくんですよ」という冗談も織り交ぜつつ、饒舌なMCで笑いを巻き起こしていく。そして、巻き起こすのは笑いだけでない。続く“WHERE?”や“Dookie Man”では、クラップ、シンガロングを誘発し、様々なアクションを取り込みながらしっかりと観客の身体を踊らせていく。その様子からは、先日メジャーデビューしたばかりとは思えないカリスマ性を垣間見ることができた。「『忘れらんねえよるの本気ダンス』して帰りませんか!?」と2バンド名をもじる粋なMCを経て、新曲“Logical heart”やロックンロックナンバー“escape with you”での米田のハンドマイクプレイで観客を魅せながら、ラストの“戦争”までフロアを極上ダンスチューンで観客を踊らせ尽くした。

夜の本気ダンス

01.By My Side
02.B!tch
03.WHERE?
04.Too Young
05.Dookie Man
06.Logical heart
07.escape with you
08.Crazy Dancer
09.fuckin’ so tired
10.戦争

そしていよいよ忘れらんねえよのメンバーがステージに登場……と思いきや、フロアの後方扉から登場した柴田隆浩(Vo・G)はオーディエンスの上を泳いでステージに登場! 梅津拓也(B)とマシータ(Dr)と3人でSEXジャンプをし、“今夜いますぐに”でツアーファイナルライヴの幕を開けた。そして「MCの面白さの功績を称えて」と夜ダン・鈴鹿のフルネームのコール&レスポンスを経ての“この街には君がいない”“僕らパンクロックで生きていくんだ”と続き、のっけから哀愁メロディックナンバーを爆発させていく。この日のチケットが即日完売したことの感謝を伝え、「最高の音楽であんたらに返します」と“バンドやろうぜ”を演奏し、“北極星”では停電(と見せかけて暗転)した会場をマシータの奇跡のカウントで復活させるという演出や、“ばかばっか”で柴田が再び客席の上を泳ぎバーカウンターへビールを買いに行き、さらにフロア中央で一気飲みをするという場面もあった。

そんな遊び心溢れた忘れらんねえよのライヴからは、俺らはバンドが楽しくて仕方がない!という想いがものすごく分かりやすく伝わってくる。正直、ではなく、ばか正直と言っていいくらいどストレートに感情表現をするもんだから、何度も何度も叫ばれる「あんたら最高だ!」という言葉も嘘偽りない純度100%で胸に響いてくる。そして柴田が「今回のツアーで強く思うことがあって、ここにいるみんなは当たり前にここにいる訳じゃないんだよね。自分たちのお金でチケットを買って来てくれてさ、そういうのが本当に愛おしいと改めて思ったんだよ」と切り出し、ファンからもらった一通の手紙の話をした。その中には、主婦として忙しなく生きる日々のなかで、夜に洗濯物を取り込む時に聴く忘れらんねえよの曲のおかげで何かに夢中になっていた時のキラキラした気持ちを思い出せるという旨の文章が綴ってあり、その話に胸を打たれたのだと柴田は語った。そして「俺らはちゃんとかっこよくならなきゃいけないんだって、いつも梅津君とも話してる。今までは、俺らにはロックスターなんて無理ですよーなんて言って逃げていたけど、そういうのやめようぜって。みんなのキラキラした顔を絶対に裏切っちゃいけないと思ってる」と真っ直ぐに話した。柴田がやる、といったら、絶対にやるだろう。かっこいいバンドになると言ったら、今以上にかっこよくなるだろう。それは願いや期待ではなく、確信だ。忘れらんねえよの曲やライヴは絶対に信じられる。そう思わせるほどの人間としての器の大きさが、彼らの音楽から滲み出ているのだ。そして「残り40曲!……をやりたい気持ちを3曲に込めて、あんたらのために歌います」と歌われた“犬にしてくれ”“この高鳴りをなんと呼ぶ”を経て、最後は観客の携帯のライトをサイリウム代わりにした煌びやかな光景のなかで演奏された“忘れらんねえよ”で本編を華々しく締めくくった。

熱望されたアンコールでは、新曲“世界であんたはいちばん綺麗だ”を初披露! そしてラストには「前を向いて生きていこうとすると、必ず大切な人との別れがある。すげぇしんどいけど、でもさ、大丈夫だから。越えていけるから」と話し、脱退したドラム・酒田を想って書いた“別れの歌”を演奏。会場全員での大ジャンプでツアーのラストを盛大に飾ってみせた。さらにこの後、10月9日に行われるZepp DiverCityでのワンマンライヴ開催が発表され、会場からは割れんばかりの拍手と歓声が沸き起こった。「今日さ、夢みたいだったでしょ? でも、もうちょっと一緒に夢見ませんか?」と話した柴田。彼らとなら、いつまでも、どこまでも夢を見ていきたいと思えた、希望と愛に溢れた夜だった。(峯岸 利恵)


忘れらんねえよ

01.今夜いますぐに
02.この街には君がいない
03.僕らパンクロックで生きていくんだ
04.体内ラブ ~大腸と小腸の恋~
05.中年かまってちゃん
06.バンドやろうぜ
07.北極星
08.Cから始まるABC
09.バンドワゴン
10.バレーコードは握れない
11.慶応ボーイになりたい
12.夜間飛行
13.ばかばっか
14.寝てらんねえよ
15.ばかもののすべて
16.ドストエフスキーを読んだと嘘をついた
17.犬にしてくれ
18.この高鳴りをなんと呼ぶ
19.忘れらんねえよ
(encore)
20.世界であんたはいちばん綺麗だ(新曲)
21.別れの歌

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