ブラック・サバスのオジー・オズボーン、現ツアーでバンドは間違いなく終わると語る

ブラック・サバスのオジー・オズボーン、現ツアーでバンドは間違いなく終わると語る

1月からバンドにとって最後のツアーとなるジ・エンド・ツアーに乗り出しているブラック・サバスだが、オジー・オズボーンはこれで確実にブラック・サバスは終わりを迎えると語っている。

4月からはじまるオーストラリア公演分を控え、ザ・シドニー・モーニング・ヘラルド紙の取材に応えたオジーは次のように語っている。

「俺たち全員、60代後半なんだから! 俺なんか68だよ! 今がどういう成り行きになってるかというと、左向いても右向いても前向いても、みんなばたばた死んでるってことだよ。俺たちの仲間が本当にたくさん死んじゃったんだ」

「レミー(・キルミスター)も死んだし、デヴィッド・ボウイも死んだ。ロニー・ジェイムス・ディオのジミー・ベインも死んだし、ナタリー・コールも死んだし、ザ・ストーン・テンプル・パイロッツのヴォーカルも死んだし、イーグルスのやつも死んだし。毎日誰かしら死んでる感じで、俺も思うわけだよな、そろそろ俺もってことじゃないといいんだけどって……こういうのはね、おもしろくないよ」

さらにモーターヘッドのレミーの死については次のように語っている。

「死ぬ2日前に話したというか、話そうとしたっていうか。病気で具合が悪くなり過ぎてて、なにをいってるんだかさっぱりわからなかったんだ。その2日前にレミーは70歳の誕生日を迎えてたわけで、つまり、何歳だったとしても、死んでよかったなんてことはないわけなんだけどね。でも、最後にまともに会話した頃の話じゃ、レミーは『ま、俺は自分の好きなように生きてきたから。だからって85歳まで生きたいわけないだろ? どうせもう退屈でしようがないんだぜ』っていってたくらいだからね」

また、今年の9月まで予定されているジ・エンド・ツアーを最後にバンドの活動を終えることも次のように明言している。

「間違いなくこれはさよならツアーなんだよ。数年後にはまた俺たちがいろいろ思い出してライヴを90公演やるだろうと高をくくってる人もいるかもしれないけど、これが間違いなくブラック・サバスとしての最後だから」

なお、バンドにはもともとリック・ルービンをプロデューサーに迎えて最後の新作を制作するという計画もあったというが、最終的に新作制作にはとりかからずにツアーだけやることに決定している。その代わり、今回のツアーでは『The End』という8曲入りEPが会場で販売されていて、こちらには前作『13』のセッションで制作された未発表曲"Season of the Dead"、"Cry All Night"、"Take Me Home"、"Isolated Man"と2012年から14年にかけて行われたザ・リユニオン・ツアーからのライヴ音源4曲が収録されている。
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