1966年生まれのアーティストが20組以上出演したライヴイベント「ROOTS66-Naughty50-」が、今月3日に大阪城ホールで大団円を迎えた。このイベントは、仙台サンプラザホール、日本武道館を含む全3公演が実施された。

イベントは、落語家・立川談春のナレーションに続き、バンマス・奥野真哉率いるROOTS66バンドによるセッションからスタート。たちばな哲也（Dr.）のカウントからはじまったパフォーマンスは、即席バンドとは思えない演奏クオリティで、オーディエンスの期待感は少しずつ高まっていく。

本編では、各ヴォーカリストの代表曲やこの日以外ありえない組み合わせでのカヴァー曲が披露される。各アーティストたちは口々に「こんないい曲の後、やりにくい」「まわりが濃すぎる」などと口にするものの、一声でステージを自分の世界観に染め上げる。この日はゲストにエレファントカシマシが登場。メンバー4人で登場した彼らは“今宵の月のように”、“悲しみの果て”の一小節を歌い会場を沸かすと、続いて“俺たちの明日”を披露。その後は斉藤和義が加わり、お互いのカヴァーをメドレーで歌うコラボレーションを見せた。

アンコールでは、終わりなく続く男性メンバーへのむちゃ振りYMCAコールを、渡辺美里が「大好きだよ、初老の男たち！」と締めくくった。

セットリストは以下の通り。

●セットリスト
前説（立川談春）
1:メドレー（踊るダメ人間 / 宮田和弥〜極東戦線異常なし!? / 大槻ケンヂ〜セイノワ / 中川敬〜朝日のあたる家 / 増子直純〜やさしくなりたい / 田島貴男〜サマータイムブルース / 斉藤和義〜黄金の月 / 渡辺美里〜欲望 / スガ シカオ〜P.M.A(Positive Mental Attitude) / ABEDON〜LOVE LOVE SHOW / 伊藤ふみお～BLUE BOY / 吉井和哉〜ガッツだぜ!! / 八熊慎一〜トータス松本）
2:丙午 Song
3:さらば愛しき危険たちよ
4:日本印度化計画
5:満月の夕
6:オトナノススメ
7:銃爪（世良公則&ツイスト・カヴァー）
8:接吻
9:Changes（デヴィッド・ボウイ・カヴァー）
10: Progress
11:リンダリンダ（THE BLUE HEARTS・カヴァー）
12:俺たちの明日
13:メドレー(明日なき世界～やさしくなりたい～ガストロンジャー)
14: My Revolution
15:ロックンロール・ウィドウ（山口百恵・カヴァー）
16:ずっと好きだった
17:WAO!
18:トンネル抜けて（BO GUMBOS・カヴァー）
19: SUNNY SIDE UP!
20:パール
21:ルーシーはムーンフェイス
22:氷の世界（井上陽水・カヴァー）
23:明星
24:JUMP（忌野清志郎・カヴァー）
25:戦争を知らない子供たち（ジローズ・カヴァー）
26:勝手にしやがれ（沢田研二・カヴァー）
en:YOUNG MAN（西城秀樹・カヴァー）

出演アーティスト：友森昭一 / 宮田和弥（JUN SKY WALKER(S)） / 大槻ケンヂ（筋肉少女帯 / 特撮） / 福島 忍（勝手にしやがれ） / 中川 敬（SOUL FLOWER UNION） / 増子直純（怒髪天） / 田島貴男（ORIJINAL LOVE） / 田中邦和（sembello） / 塩谷 哲 / 斉藤和義 / 渡辺美里 / スガシカオ / ABEDON（UNICORN） / 阿部耕作（THE COLLECTORS） / 伊藤ふみお （KEMURI） / 沖祐市（東京スカパラダイスオーケストラ） / 斉藤由貴 / ※東京公演のみ出演 / 吉井和哉 / たちばな哲也（SPARKS GO GO） / 八熊慎一（SPARKS GO GO） / 奥野真哉（SOUL FLOWER UNION） / 田中 和（勝手にしやがれ） / 木暮晋也（HICKSVILLE） / 谷中 敦（東京スカパラダイスオーケストラ） / トータス松本（ウルフルズ）
GUEST MUSICIAN：tatsu（レピッシュ）
GUEST：エレファントカシマシ※大阪公演のみ出演