「何度でも帰ってきてやるぞ!」NICO Touches the Walls、初の大阪城ホールワンマンに熱狂の“渦”!
2016.05.09 13:20
NICO Touches the Wallsが、今月6日に初の大阪城ホール単独公演「NICO Touches the Walls LIVE SPECIAL 2016“渦と渦〜西の渦〜”」を開催した。この公演は昨年12月に行われる予定だったが、古村大介(G)が右手を骨折したことにより延期になっていた。
ファンの歓声が響く中、アニメーター・加藤隆による“渦と渦”をモチーフにしたアニメが上映される形でライブがスタート。ステージを覆っていたフリンジ状の幕が上がるとメンバーが姿を見せ、“渦と渦”のイントロを鳴らす。そして光村龍哉(Vo, G)が「待たせたな大阪! 最高の1日にしようぜ!」と叫んだことを口火に、4人はオープニングナンバーの“天地ガエシ”をパフォーマンスした。
ライブの本編は、今年初めに行なわれた日本武道館公演「渦と渦〜東の渦〜」で披露された楽曲や、“エーキューライセンス”“ブギウギルティ”“TOKYO Dreamer”などアルバム『勇気も愛もないなんて』の収録曲を織り交ぜたセットリストで展開された。バンドは、古村のギタープレイやコーラス、“有言不実行成仏”での坂倉心悟(B)が作りだすグルーヴ、“まっすぐなうた”や“ローハイド”で対馬祥太郎(Dr)が見せる野性的なドラミングで会場を圧倒する。
「ここにいる全員の力を合わせて最高にデカイ渦を作りましょう!」という光村の言葉からまった“渦と渦”では、広い会場に熱狂の渦が生み出され、メンバーが去ったあとも激しい余韻が残り続けた。
MCでは、大阪城ホールへの憧れ、大阪への熱い思いを何度も口にしたメンバー。アンコールのMCでは古村が公演を延期した際に不安を抱えていたこと、一方でファンの支えによってこの日を迎えられたことを明かし、「今日がきっかけになったらいいなと思って。これからもっと仲よくなっていこうね。みんなのことが大好きです」と素直な思いを口にしていた。
アンコールでは、新曲“ストラト”、4人の掛け合いが光る“お嬢さんとこいさん”のカバー、ライブの定番曲“手をたたけ”を披露。最後に光村の「何度でも帰ってきてやるぞ! また会いましょう!」という宣言が会場に大きく響き、半年越しで実現したNICO Touches the Walls初の大阪城ホール公演は幕を閉じた。
●セットリスト
1. 天地ガエシ
2. エーキューライセンス
3. image training
4. 僕は30になるけれど
5. ブギウギルティ
6. 有言不実行成仏
7. THE BUNGY
8. ウソツキ
9. ローハイド
10. 行方
11. 夜の果て
12. TOKYO Dreamer
13. ニワカ雨ニモ負ケズ
14. まっすぐなうた
15. ホログラム
16. 渦と渦
<アンコール>
17. ストラト
18. お嬢さんとこいさん
19. 手をたたけ