アデル、新たなレコード契約金は史上最高の143億円か


現在ヨーロッパ・ツアー中のアデルはこれまで在籍してきたXLレコーディングとの契約終了に伴いソニーとの契約を新たに交わしたというが、契約金は9千万ポンド(約143億1千万円)に及び、史上最高額となったと目されている。

現時点でソニー、XL、アデルとどこからも発表は行われていないが、業界関係者の証言からソニーがアデルを獲得したとザ・ガーディアン紙が伝えている。ただ、無条件に9千万ポンドが提供される契約ではなくて、契約内のリリースがすべて順調な成果を出した場合には最終的に総額9千万ポンドが支払われるものではないかとみられている。アデルは2006年にXLレコーディングと契約後、08年に『19』でアルバム・デビューした。

アデルの最新作『25』は世界的にすでに1900万枚ものセールスを記録していて、セカンド・アルバム『21』については3000万枚を越え、ここ10年で最大のセールスを記録した作品となっている。さらにこれまでアデルの作品はアメリカではコロムビア/ソニーからリリースされてきているという経緯もあるため、ソニーとアデルの間にはすでに良好な業務関係が出来上がっているとみられている。

また、アデルはある一定のセールスをクリアーするまではストリーミングで新作を公開しないことにしているが、この方針も今後も変わらないとみられている。実際の契約内容についてはまだ不明だが、どんな契約になったとしても規格外の規模の内容になることは間違いないとされている。