ブルース・スプリングスティーンが7年の歳月を掛けて執筆した初の自伝『ボーン・トゥ・ラン ブルース・スプリングスティーン自伝』の日本翻訳版が、早川書房より9月27日(火)に発売される。日本版は上・下巻2巻に分かれての発売となる。
ニュージャージーでの子供時代、エルヴィス・プレスリーから受けた衝撃、バー・バンドのキングとして君臨した若き日々、Eストリート・バンドの黎明期、プライベートな苦悩、“Born to Run(明日なき暴走)”、“Born in the U.S.A.”等の名曲誕生秘話が赤裸々に明かされるという。同時にブルース・スプリングスティーンが自伝について初めて自ら語る動画も公開となった。
映像はこちらから。
この中で自伝を書くきっかけについて以下のように語っている。
「きっかけは2009年のスーパーボウル出演に際してウェブサイトにエッセイを寄稿することになったことだった。文を書くのに向いている“声”を持っている気がしたので、もう少し書いてみようと思ったんだ。特に出版を目論んでいた訳ではなかったが、2~3週間書いてみたところでなかなかいい感じと思ったので7年くらいゆっくり書いた。(本を書く)プロセスは作曲に似ている。最初書いてみたところで、そこから何か発展させられるものがあるか考え、あればその箇所に立ち戻って手を加える。すんなり思い浮かんだものもあるが、一番大変だったのは現在のこと。今一緒にいる人たちのことを書くのは難しい。過去のことを書くほうが自由がある。いずれにせよしかるべき“声”が必要なんだ」
また、キャンペーン対象店で自伝本を上下巻同時購入すると大型ポスター(B2サイズ)が限定特典としてプレゼントされることも決定した。
対象店など詳しくはこちらから(各店先着順)。
http://www.hayakawa-online.co.jp/new/2016-09-05-131624.html
なお、自伝本連動の音楽自叙伝『チャプター&ヴァース』もスプリングスティーンの67回目の誕生日となる9月23日(金)に発売となる。今作はデビュー前の未発表音源5曲を含み、スプリングスティーン自身が自伝の流れに沿って、自らの歴史の中での重要作、ターニングポイントとなった作品を選曲したもの。「コンパニオン・アルバム」(自伝の音楽による手引)とも呼ばれており、彼の“人生のサウンドトラック”的な内容になっている。
未発表曲も少し聴くことのできる『チャプター&ヴァース』のトレイラーはこちらから。
リリースの詳細は下記の通り。
●リリース情報
ブルース・スプリングスティーン自伝本
タイトル:『ボーン・トゥ・ラン ブルース・スプリングスティーン自伝』
著者名:ブルース・スプリングスティーン
翻訳者:鈴木恵、加賀山卓朗・他訳
解説:五十嵐正
判型:46判上製単行本
発売日:2016年9月27日(火)(全世界同時発売)
出版社:早川書房
更なる詳細は以下のサイトでご確認ください。
http://www.hayakawa-online.co.jp/new/2016-09-05-131624.html
ブルース・スプリングスティーン『チャプター&ヴァース』
国内盤2016年9月23日(金)発売
SICP- 4985
\2400+税
<収録曲>
1.ベイビー・アイ(未発表曲)
2.ユー・キャント・ジャッジ・ア・ブック・バイ・ザ・カヴァー (未発表曲)
3.ヒーズ・ギルティ(ザ・ジャッジ・ソング) (未発表曲)
4. バラード・オブ・ジェシー・ジェイムス (未発表曲)
5.ヘンリー・ボーイ (未発表曲)
6.成長するってこと(デモ/1998『トラックス』収録)
7. 7月4日のアズベリー・パーク(サンディ)(1973『青春の叫び』収録)
8.明日なき暴走(1975『明日なき暴走』収録)
9.バッドランド(1978『闇に吠える街』収録)
10.ザ・リバー(1980『ザ・リバー』収録)
11.僕の父の家(1982『ネブラスカ』収録)
12.ボーン・イン・ザ・USA(1984『ボーン・イン・ザ・USA』収録)
13.ブリリアント・ディスガイズ(1987『トンネル・オブ・ラヴ』収録)
14.リヴィング・プルーフ(1992『ラッキー・タウン』収録)
15.ザ・ゴースト・オブ・トム・ジョード(1995『ザ・ゴースト・オブ・トム・ジョード』収録)
16.ザ・ライジング(2002『ザ・ライジング』収録)
17.ザ・ロング・タイム・カミン(2005『デヴィルズ&ダスト』収録)
18.レッキング・ボール(2012『レッキング・ボール』収録)
更なる詳細は以下のサイトでご確認ください。
http://www.sonymusic.co.jp/artist/BruceSpringsteen/