映画『L-エル-』の舞台挨拶が、今月6日に行われ、女優の広瀬アリスのほか、古川雄輝や高橋メアリージュンなどの出演キャスト、監督の下山天らが登壇した。
同作は、Acid Black Cherryが現在まで20万枚を売り上げているアルバム『L-エル-』の世界観を実写化したもので、音楽アルバムの実写映画化は日本では初の試みとなる。
ヒロインのエルを演じた広瀬は「すでに完成されたアルバムの実写化ということで、Acid Black Cherryさんのファンの皆さんも色々な意見があると思いますが、私はこのエルに挑戦させてもらえて良かったです」と話した。また、波乱の人生を送ったエルに共感できる部分は?との質問には「本当に一途で、純粋で、優しすぎる女性で、好きな人に尽くしたい、優しくしたいというところ」と答えた。
音楽アルバムの国内初の映画化に挑んだ下山天監督は、監督のオファーが届いた時、今までの方法が全く使えないのではないか、という今作を引き受けるか非常に悩んだという。「映画界も、音楽業界でもやったことない、全く新しい映画づくりをやらなければいけない。思いきって、観客の皆さんには全く新しい映像体験をしてほしい」との思いで快諾。続けて「本当に毎日が挑戦でした。Acid Black Cherryのアルバムが“聞くロックアルバム”であり“読むストーリーアルバム”なので、映画では“観るロックアルバム”をとスタッフが一丸となって作りました。本日この映画を通して、アルバムに込めたyasuさんの想いを伝えられた事を嬉しく思います」と語った。
広瀬の実兄がAcid Black Cherryの大ファンで会場に見に来ており、「会場に入ってきた時にすぐ分かりました。出演を最初に報告したのがお兄ちゃんだったので、感想が楽しみです」と笑顔。最後には「独特の世界観なので、ご覧いただけると、どんどん引き込まれていくと思う。スタッフもキャストも身を削って作った作品なので、ぜひ多くの方に広めてほしい」とアピールした。
映画情報は以下の通り。
●映画情報
『L-エル-』
2016年11月25日(金)公開
出演:広瀬アリス、古川雄輝、高橋メアリージュン、平岡祐太、前川泰之、成田凌、弥尋、Mikako(FAKY)、古畑星夏、田中要次、高橋ひとみ
原作:Acid Black Cherry 4th ALBUM『L-エル-』より
脚本:下山天、阿久津朋子
監督:下山天
制作プロダクション:AOI Pro.
配給:東宝映像事業部
©2016映画「L-エル-」製作委員会
http://acidblackcherry-movie-l.net/