2004年から『週刊少年ジャンプ』にて連載中の大人気コミック『銀魂』。昨年夏に実写映画化が発表されて以降、すでに大きな盛り上がりを見せている本作を、2017年2月18日(土)発売の『CUT』2017年3月号では表紙巻頭特集として大フィーチャー。毎年恒例の「誰も観てない映画50本」特集の1本目として、小栗旬と堂本剛がそれぞれ役衣装に身を包んだ独占フォトを筆頭に、小栗旬&福田雄一監督のインタビュー、『銀魂』ワールドを6つの“絆”から読み解く原作コミック解説という全12ページの最速特集を展開している。
小栗旬と福田雄一監督、それぞれに話を聞いたインタビューでは、「もともと得意ではない存在だった」というお互いへの印象から、主演オファー時の秘話、他キャスト陣との関係性など、さまざまな角度から実写『銀魂』に向けての想いが語られる。
小栗は、「これだけお金をかけて、ここまでバカなことをやった映画はあとにも先にもない。ほんとに新しい映画になる」と、作品への期待を口にしながら、菅田将暉や橋本環奈ら共演者との関係にも言及。話は、17年ぶりの共演となった堂本剛の話題にまで及んだ。
「剛くんは、役者さんというよりはアーティストなんだと思うんです。体の周りに音楽を纏っている人という感じが改めてしましたね。そんな剛くんとの17年越しの再共演は非常に嬉しい」
一方福田監督は、「『銀魂』と『変態仮面』とで臨み方が違ったかと言ったら、何も変わらなかった」(笑)」と、一貫して変わらないモノづくりのスタンスについて語りながら、自身と原作者・空知英秋との共通点を次のように分析する。
「『負け犬ポジション』でデカいものに対していろいろ言ってるのが、僕も空知先生も気持ちいいんだと思う」
「結局笑いをやる人は、牙が生えてないと何にも噛みつけない。で、それを隠して何かを表現すると、ちょうどいい。それはたぶん空知先生もそうなんです(笑)」
制作陣やキャストの作品への愛情がたっぷり伝わる発言から、『銀魂』が今年を代表する作品になることを期待せずにはいられない、必読の特集となっている。
『CUT』 2017年3月号
http://www.rockinon.co.jp/product/magazine/143589