トム・ヨーク、M.I.A.、ジェイムス・ブレイクらがイギリス総選挙への投票を呼びかける


6月8日に総選挙を迎えるイギリスの下院議員だが、レディオヘッド、M.I.A.、ジェイムス・ブレイクらが選挙への参加を呼びかけている。

もともとイギリスでは2015年に総選挙を行ったため現在の下院議員は2020年までが任期となっているものの、この先EU離脱に向けた審議が控えているため、テリーザ・メイ首相は下院議会を解散し、今回の選挙で国民の信を量ることになっている。

ただ、イギリスでは選挙に投票するためには有権者登録を済ませる必要があり、その締切が5月22日であった関係から、アーティストや作家などがソーシャル・メディアで登録を呼びかけていた。

また、野党労働党の党首であるジェレミー・コービン氏自身もリバティーンズのライブに姿を現すなど、積極的に音楽業界への働きかけを行っており、音楽業界を盛り上げていく施政を考えていると明らかにしている。

コービン党首が登場したリバティーンズのライブの様子は以下の記事より。

リバティーンズの最新ライヴに英労働党・党首が出現!(動画あり)
★週末の5月20日(土)、 英北部バーケンヘッドにあるサッカー場(トレンメア・ローヴァーズFCのホームスタジアム)で行われたフェスに出演したザ・リバティーンズですが、 ヘッドライナーであるリバティーンズの出演前に、 【サポート・アクト】としていきなりステージに現れたのが、 なあ~ん…

なお、コービン党首本人は次のようにツイートしている。

「我が国の音楽業界は、自国の経済に毎年40億ポンドもの貢献を果たしています。とはいえ、アデルやストームジー(UKグライムMC)でさえ、まずは活動を始めるきっかけが必要です。私たちには、皆さんに提供するためのカルチャーが必要なのです」

一方、トム・ヨークは他人任せにしてはいけないと次のようにツイートしている。

「自分たちの将来について一言言いたい? 『よくわかってる』連中に任せろと言われるのはもううんざり? だったら投票」

また、M.I.A.はこれまで自分も投票したことはなかったが、今回は投票すると次のように促している。

「今日、投票のための登録をしました。これまでの人生で投票はしたことがなかったし、政治を信頼したことはなかったけれども、2017年には最初で最後の投票をしてみます」

そして、ジェイムス・ブレイクは次のようにシンプルに訴えかけている。

「有権者登録をしてください。締切まであと3時間あります。今のところ、自分たちの将来に対して一番影響を及ぼせる方法です」