[Alexandros]、映像作品『We Come In Peace Tour & Documentary』にも刻まれた同ツアーでの驚くべき進化とは?

[Alexandros]、映像作品『We Come In Peace Tour & Documentary』にも刻まれた同ツアーでの驚くべき進化とは? - 『We Come In Peace Tour & Documentary』DVD通常盤『We Come In Peace Tour & Documentary』DVD通常盤
[Alexandros]にとって6枚目となるフルアルバム『EXIST!』を引っ提げ、アジア公演を含め約半年間にわたり敢行されたワンマンツアー「Tour 2016~2017 ~We Come In Peace~」。

今回のツアーを振り返って心底思うのは、「バンドはここまで変わるのか」ということだった。川上洋平(Vo・G)は今回のツアーの中で「[Alexandros]らしさを定義されることが昔から嫌だった」と話していたが、ここまで毎リリース毎ライブの度に目に見えた進化を遂げていくバンドを一言で定義するなんてそもそも無理な話だ。さらに今ツアーで挑んだ自身初となる「幕張メッセでのツアーファイナル2デイズ」も、見事満員御礼で大成功。代々木公園の路上から幕張までのし上がってきた[Alexandros]の壮絶な歴史における、「2017年4月23日時点での集大成」が、先日リリースされた映像作品『We Come In Peace Tour & Documentary』には詰め込まれている。

演出、装飾、音、照明、セットリスト――幕張メッセのあの会場が、それら全てをチーム一丸となりながら細部の細部までこだわりぬいて作り上げられた空間だったということは、完全密着のドキュメンタリー映像やメンバー自身によるお馴染みの副音声解説を一聴、一見すればわかるだろう。そして何より驚いたのは、幕張メッセの広さと動員人数もさることながら、その会場に一切引けを取らないバンドと楽曲の存在感だった。結成当初から世界一を明言してきた彼らにとっては幕張メッセですらひとつの通過点に過ぎないということがアクトにも立ち振る舞いにも色濃く表れていたし、演奏される曲そのものがまるで広大な舞台で演奏されることを想定していたかのような雄大さで響いていた。そんなバンドの成長を予期しきった完璧なスケール感に何度も鳥肌が立ったし、そのステージで最後の最後に掻き鳴らされた初期曲“city”には何度も目頭が熱くなる。

それでも彼らはきっと、最高の感動をもたらしたこの日ですらあっという間に越えていくのだろう。いや、もしかしたらもう越えているのかもしれない。パッケージに堂々と映る百獣の王の如く、周りに畏怖することなく邁進していく[Alexandros]の姿を一瞬たりとも見逃すな。(峯岸利恵)

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