この発表で、主演・小泉今日子や満島ひかり、坂井真紀、夏帆、森下愛子、菅野美穂らの復讐のターゲットになるイケメン社長・板橋吾郎役に、伊勢谷友介が決定。伊勢谷は今作が民放連続ドラマ初出演となる。このほか、観察力に優れた優秀な検事・長谷川信彦役に塚本高史、女子刑務所所長・護摩はじめ役に池田成志、小泉が演じる馬場カヨや坂井が扮する大門洋子と同じ雑居房の受刑者・小島悠里役に、猫背椿が決定した。
物語は、馬場カヨ(小泉)、若井ふたば(満島ひかり)、大門洋子(坂井)、足立明美(森下愛子)、勝田千夏(菅野美穂)の5人の女が、ある大企業のイケメン社長・板橋吾郎(伊勢谷)を誘拐するところから始まる。社長は愛人を殺した殺人犯で、社長誘拐計画は、その殺人の真相を暴き、まだ刑務所にいる前社長の娘・江戸川しのぶ(夏帆)の冤罪を晴らすためのものだった。しかし、復讐は彼女たちが計画した通りに進まず、さまざまなハプニングが起こり、そのたびに5人はパニックに陥る。それでも、それぞれの得意分野を活かして、なんとか軌道修正を図っていくが――というストーリーとなっている。
<伊勢谷友介コメント>
――何故TBSの連ドラに出演していただけることになったのですか?
今までは、おそらく一人の時間が欲しかったんでしょうね。それがもう皆様と一緒に過ごしたくなったんでしょうか。
中々新しい刺激って無いものですが、今まで民放で連続ドラマをやらせていただいたことがなかったので、逆に今までにない不安を感じている、そんなことを感じられるのも今回連ドラをやらせていただくからこそだと思ってます。
――台本を読んでの感想は?
宮藤官九郎さんの脚本ですので、設定も含め役者として前もって自分がやってきたことをしっかり自分の体に刻み込みながらやらなければならないと感じております。
自分が先んじて入り込まないといけないことがあると思うのでドキドキしています。
――ドラマへの意気込みをお願いします
今回の役どころは言うなれば“世の中で最悪の人”を演じさせていただきます。民放初の連続ドラマですのでちょっとはいい人の役でもよかったかなと思いつつも、現在41歳で悪者顔しているのでおそらくハマるのではないかと思います(笑)。ぜひご期待ください。
<脚本・宮藤官九郎コメント>
伊勢谷さんに声をかけさせて頂いた理由は“異物感”です。
『監獄のお姫さま』は女子刑務所を舞台にした、圧倒的に女の物語。男子禁制の空間で女がなんの話をしているかと言えば、そりゃ男の話。
彼女たちにとっては男=非現実。異物。
だったら非現実的な男がいい。異物感が大事だ。いろんなタイプの男性をちょこちょこ出すのは面倒くさい。
何もかも手に入れ、全て兼ね備えた、スーパーな男性が一人いればいい。
そんな経緯で誕生したイケメン社長・板橋吾郎は、ギラギラした出世欲と野心の塊、言わば“美し過ぎる悪”。これまで自分のドラマには出て来ないキャラクターです。だったら、一度も仕事したことない人が良いだろうと考え、伊勢谷さんにオファーしました。そしたら、俺のドラマどころか、民放連続ドラマ自体が初めてだという。童貞好きの自分としては願ってもない情報です。俄然、楽しみになってきました。
<プロデューサー・宮﨑真佐子コメント>
伊勢谷さんに演じて頂く板橋吾郎は、地位と名声、出世欲に駆られた巨悪の男でありながら、プレミアムなイケメンで世の女性たちをみんな虜にしてしまうような人です。そんな吾郎に小泉さん演じるカヨら女囚たちも、復讐のターゲットであるはずなのに、虜になってしまう・・・そんな悪と美しさを兼ね備えた男を演じられるのはこの世で伊勢谷友介さんしかいません! 豪華女優陣に追い詰められていく伊勢谷さん、必見です! さらに個性豊かな俳優陣で送る、火曜ドラマ『監獄のお姫さま』どうぞご期待ください!!
●番組情報
『監獄のお姫さま』
製作著作:TBS
脚本:宮藤官九郎
プロデューサー:金子文紀 宮﨑真佐子
演出:金子文紀 ほか
出演:
馬場 カヨ 小泉今日子
若井 ふたば 満島ひかり
板橋 吾郎 伊勢谷友介
江戸川 しのぶ 夏帆
長谷川 信彦 塚本高史
小島 悠里 猫背 椿
護摩 はじめ 池田成志
大門 洋子 坂井真紀
足立 明美 森下愛子
勝田 千夏 菅野美穂