【速報】ULTRA JAPAN 2017、ロックの息遣いを内包した3日目

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台風一過で好天に恵まれたのは喜ばしい。しかし、ティエストとアンダーワールドとカール・コックスが被っているタイムテーブルって、どれだけの生き地獄なんだろうか。まあ、観ようと思えば全部観れるわけだけれど、それにしても贅沢な悩みに苛まれる3日間のクライマックスである。

デッドマウスがレーベルを通してプッシュしているクールな女流エレクトロのレズ(REZZ)、ウェットなトロップハウスに染まるカイゴという流れは、どちらも持ち味全開で気持ち良かった。

ウルトラらしい狂騒が本格的に到来したのは、スティーヴ・アオキ。新作で見せた、アオキ流トラップの取り組みもバッチリだ。3日間の大トリを委ねられたティエストは、トランシーな包容力を発揮しつつ、次第に逃れ難い熱狂を描く終盤の追い込みが素晴らしい。

一方LIVE STAGEでは、先頃バースデイライブを行ったばかりのMIYAVIや、想像以上にウルトラの舞台が嵌っていたCrossfaith、昨日のナイフ・パーティーに引き続いて登場の本家ペンデュラム、そしてこんな近距離で観れること自体がミラクルなアンダーワールドと、ロックアクトが大活躍した。

流行り廃りを越えた普遍性と強度。時代をくぐり抜けてきたロックアクトにはそれがあって、今日のダンスフェスにはなかなか見られない類の価値をもたらす。ロックを許容することは、ダンスミュージックの現場にとっても有益なのである。

フェスの新しい試みは、音楽の聴き方を変えることだって有り得る。だからこそアンダーワールドは、手加減なしのグレイテストヒッツライブを繰り広げてみせた。初年度ULTRA JAPANのダレン・エマーソンが最高だったことも思い出されて、尚更感慨深いものがあった。(小池宏和)
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