デビュー20周年を祝うツアーであり、全国30ヶ所、計31公演のライブハウスをめぐる約4ヶ月の旅を締めくくる一夜となったこの日の公演は完全ソールドアウト。アルバム『MAJESTIC』の冒頭を飾る“Stardust”でライブがスタートした。続いて“Mix it Up”、THE MAD CAPSULE MARKETSのカバー“Pulse”を披露。
その後は、“光りの街”、“Ode to Joy”をプレイ。“Ode to Joy”ではダンサーのDRI-Vがグラフィック・ポイで光のジャグリングを披露し、観客を楽しませた。ステージに光の柱が現れた“Circle”、“Headbang”、そして“Faceless”、“The Live”とアッパーチューンが続く。場内の至るところでヘドバンも繰り広げられた“The Live”では、オーディエンスの力強いシンガロングが響き渡った。
20年を共に歩んできたファンへの感謝が込められた“Beside You”の後に披露された“静かな日々の階段を”、そして、フリースタイルの英語ラップに続けて、盟友、RIP SLYMEの“ONE”のバースも披露。本編のラスト曲“A Hundred Emotions”が始まる直前は、Kj(Vo・G)が「ライブハウスは自由な場所だ。全部解き放ってくれ!」と客席に呼びかけた。
「20年はあっという間。30年、40年後はHIROKIさんが杖ついてるかもしれないけど(笑)、JESSEのお父さんは今もかっこいいし、俺らも今日みたいなライブをずっと長く続けていけたらと思います」アンコールで登場したドラムの桜井誠が客席に向かって言う。「ファイナルの横浜アリーナでは今着てる服(今回のツアーのユニフォーム)を客席に投げる」と滅多にMCをしないBOTS(DJ)が言うと、「いろんな人に支えられた、修行のようなツアーでした」とダンサーのATSUSHI、「改めてみんなに支えられてるなと思いました」とDRI-Vも続けた。
「暗い話をするつもりじゃないけど……20周年は馬場育三と迎えるべきだと思ってるけど、バンドが続くことが一番大事!」今回のツアー中も赤青のIKÜZÖNEシャツをずっと傍らに飾って演奏していたKenKen(B)が言う。彼の言葉に応えるように、「最年長の俺がぶっ倒れるまでやれると思う。みんなの10年後が今の俺だから、まだまだやれる」とHIROKI(G)。そしてKjのMC代わりに“HOT CAKE”、“Iceman”、“Lily”が続けて披露された後、桜井の力強いドラムで始まる“Curtain Call”が最後に披露された。
なお、今回のツアー「Dragonash Live Tour 2017 MAJESTIC」のファイナル公演は、来年1月28日(日)に横浜アリーナで開催される。
<セットリスト>
Majestic
1.Stardust
2.Mix It Up
3.Pulse
4.光りの街
5.Ode to Joy
6.Singin’ in the Rain
7.Walk with Dreams
8.Circle
9.Headbang
10.Faceless
11.The Live
12.Beside You
13.静かな日々の階段を
14.Jump
15.百合の咲く場所で
16.Fantasista
17.A Hundred Emotions
EN
1.Hot cake
2.Iceman
3.Lily