ラスベガスでの銃乱射事件からたった1ヶ月でまたしても銃所有者による悲惨な事件が発生したことから、アーティストや俳優らは米国の銃規制の強化を求める声を一層高めている。
レディー・ガガをはじめ、ディプロやスティーヴン・キングらが以下のようなコメントをSNSに投稿した。
レディー・ガガ
「サンアントニオ、そして、家族を失った悲しみに苦しむすべての人たちへ祈りを。そして、銃規制のためにも祈りを捧げます。#GunControl」
そして、ディプロは米共和党の下院議長、ポール・ライアン氏の「テキサスに関する報道には落胆している。サザーランド・スプリングスには私たちの祈りが必要だ」とのツイートに対し、以下のようなコメントを投稿している。
ディプロ
「彼らに必要なのは祈りじゃない、銃規制だ」
リース・ウィザースプーン
「サザーランド・スプリングスのバプテスト派教会の銃乱射には胸が張り裂けそう。銃による暴力行為はもう終わらせるべき」
マーク・ラファロ
「サザーランド・スプリングスで命を落とした人たちの仲間、家族、そして友人たちへ愛を。僕たちの心はひとつだ」
スティーヴン・キング
「健全な銃規制の法律が制定されるまでに、あと何人が命を落とせばいいんだ?」
さらに、チャーチズのローレン・メイベリーは自身のSNSに自身のコメント動画を投稿。トランプ米大統領の名前を直接的に挙げたわけではないが、「アメリカ在住のイギリス人として、アメリカは大好きだけどたまに分からなくなる時がある」との前置きのもと、米国内の銃規制についての自身の意見を提示している。
トランプ米大統領は来日中、安倍首相と共に行った6日の合同記者会見にて、米国内で立て続けに発生した銃撃事件は銃規制の問題ではなく「精神衛生の問題」であるとして銃規制に対する消極的な姿勢を見せていた。
動画の中で、ローレンは1996年に起こったダンブレーン銃乱射事件(スコットランド南部のダンブレーンの小学校で発生、小学1年生16名と教師1名が死亡)に言及し、「銃乱射事件の抑止に必要なのは祈りではなく銃規制」だと語っている。イギリスではダンブレーン銃乱射事件の発生後すぐ、小型銃の所有を全国で全面的に禁止している。