米メディアによるマーベル28作品ランキング! 上位15作品の見どころも解説

米メディアによるマーベル28作品ランキング! 上位15作品の見どころも解説

8位:『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』(2017)



米メディアによるマーベル28作品ランキング! 上位15作品の見どころも解説

日本では昨年5月に公開となり、70年代ロックが集められたサントラもヒットした本作。
故デヴィッド・ボウイのカメオ出演の計画があったものの実現が果たされることはなく、ボウイのファンだった監督のジェームズ・ガンは「若すぎる死。がんなんてクソ食らえだ」とコメントしていたという。

<スタン・リー登場シーン>
●ウォッチャー(MCUの世界のすべてを監視する存在。スタン・リーのアイディアで1960年代に生み出された)として登場。

※ファンの間ではかねてから、スタン・リーがカメオ出演で演じるキャラクターの数々は実はすべてウォッチャーなのでは? という憶測が立っており、この憶測に応えるかのようにとうとうリー自身がウォッチャーとして登場したことが話題になった。


7位:『スパイダーマン:ホームカミング』(2017)




時系列としては、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』で憧れのアベンジャーズへの仲間入りを果たした後のスパイダーマンを描いた作品だ。トム・ホランド版のスパイダーマンとしては2作目となる。

普段は高校生として生活するピーター・パーカーとしてのシーンも多くコメディ色も強いため、シリアスな作風だった『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』とは打って変わって肩の力を抜いて鑑賞できる一作だ。

<スタン・リー登場シーン>
●ニューヨークの街中でスパイダーマンを目撃する野次馬の一人


6位:『ジェシカ・ジョーンズ』(2015)



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Netflixで配信中の人気ドラマ・シリーズ。元スーパーヒロインでニューヨークのヘルズ・キッチンで探偵として生計を立てるジェシカ・ジョーンズが、過去のトラウマと闘いながら悪に立ち向かう日々を描く。

MCUシリーズの一環として他のマーベル作品と共通の世界が舞台となっており、同じくNetflixで配信されているドラマ・シリーズ『デアデビル』とも共通項が多い。

<スタン・リー登場シーン>
●15位にランクインの『デアデビル』と同じく、警察署の壁に警官姿のスタン・リーの額入り写真が飾られている


5位:『アイアンマン』(2008)




『アイアンマン』は「フェイズ1」の1作目、つまりMCUシリーズとしてアベンジャーズのヒーローたちを描く、記念すべき最初の作品だ。

今でこそトニー・スタークとしてお馴染みのロバート・ダウニー・Jrだが、薬物依存の問題を抱えていたイメージが強かったことから、マーベル・スタジオ側はダウニー・Jrの起用に難色を示していた。しかしジョン・ファヴロー監督の強い推薦やオーディションでの役作りの完成度の高さからトニー・スターク役に決定。結果的に大成功を収めることとなった。

<スタン・リー登場シーン>
●トニー・スターク主催の豪華なパーティーの参加者。トニーがヒュー・ヘフナーと間違えて声をかける


4位:『ブラックパンサー』(2018)




3月1日に日本公開を控えるマーベル最新作。全米で歴史的なヒットを記録している本作だが、ケンドリック・ラマーがプロデューサーを務めたサウンド・トラックもリリース初週で全米チャートの1位を飾った。

改めて言うまでもなく、監督のライアン・クーグラーと主演のチャドウィック・ボーズマンはもちろん、キャストのほとんどが黒人俳優であることも製作当時から大きな話題となっていた。マーベルでは初めての黒人俳優中心の作品となったが、マーベル史上最も画期的なこの試みが実現し、そしてそれが商業的にも大きな成功を収めることとなった。

<スタン・リー登場シーン>
●韓国のカジノのシーンに登場するギャンブラーの一人

3位:『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)




10位にランクインの『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』の続編。

第2次世界大戦中の1942年を描いた前作を経て現代を舞台にした本作では、スティーブ・ロジャース(キャプテン・アメリカ)が諜報機関S.H.I.E.L.D.(政府の管理下に置かれたヒーローたちの統括組織)で働きつつ現代社会に適応しようと奮闘する姿が描かれている。死んだはずの旧友バッキーに再会するもウィンター・ソルジャーとして暗殺者に仕立て上げられてしまったことを知り、対戦を余儀なくされるというストーリーだ。『キャプテン・アメリカ』シリーズの中でもアクション・シーンの評価が高い一作となっている。

<スタン・リー登場シーン>
●スミソニアン博物館の警備員


2位:『アイアンマン3』(2013)




同年の『アベンジャーズ』でのヒーロー終結後、「フェイズ2」の幕開けを飾る本作。『アイアンマン』シリーズとしては最後の一作とされている。

アーマー(アップグレードを繰り返すアイアンマンのスーツの総称)への依存を乗り越え、体内に仕込んでいたアーク・リアクター(アーマーの動力源)を取り除き人間に戻ったトニー・スタークの決意を描いた、MCUシリーズの節目となる作品だ。

<スタン・リー登場シーン>
●美人コンテストにて、満点の10点と書かれた紙を掲げる審査員


1位:『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2014)



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この他のMCU作品とは作風が一変し、カラフルな惑星を舞台に繰り広げられるガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシーの冒険を描いた『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズ一作目。

他の作品でたびたび描かれるヒーローならではの心理的な苦悩や一般社会との軋轢などは一切なしに、コメディ色を全面に押し出した愉快なシリーズとなっている。「Consequence Of Sound」にも記されている通り、描き下ろしの楽曲や現代の音楽は一切使用せず、往年のロックで固められたサウンド・トラックで全米1位の売上を記録したのは特筆すべき点のひとつだろう。

「Consequence Of Sound」では、「(MCUシリーズの中で)最も独創的で、完全に新しい試みに挑戦した」ことを本作を1位に掲げた理由に挙げている。

<スタン・リー登場シーン>
●惑星で美女と対話するおじいさん



3月1日公開の『ブラックパンサー』の徹底解説は以下の記事より。

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