現在の5人体制となり5年の節目を迎えた今年、「5人になって5周年」と掲げ、「5×5=25TOUR」というタイトルで年間通して25公演の記念ライブを行っていくことや、5枚目のフルアルバム『旅に出る準備』をリリースするなど、よりバンドの思いを、新しい音源とともに全国各地に届けに行くことを心待ちにしていた中、八木から、メンバーの活動への熱い思いと自身の熱量に差が出てきてしまったこと、バンドと自身のことを考えた際、その二つを両立することが本人としては難しく、ソロでの活動がしたいという思いが強くなったことを理由に脱退の希望があったという。
5人体制でのツアーを周りきることや、ラストライブも検討したが、5人一丸となって音楽を届けることを目標として活動をしてきた主旨と大幅に異なってしまうため、4月9日をもって八木類は脱退し、「5人になって5周年!5×5=25 TOUR」という年間テーマも降ろさざるを得ない状況となった。
それをふまえ、4月11日(水)〜4月25日(水)にかけて開催の「アルバム『旅に出る準備』リリースツアーワンマン編」全5公演、名古屋CLUB QUATTRO・仙台CLUB JUNK BOX・梅田CLUB QUATTRO・福岡BEAT STATION・渋谷TSUTAYA O-EASTに関しては、『旅に出る準備』のアルバムリリースツアーとしては公演延期とし、チケット代は全額返金、払い戻しとなるとのこと。
また、通常のライブイベントは行えないが、内容を変更し、4人でできる限りのミニライブを行い、全5公演はフリーイベントとして実施される。
今回延期する同ツアー5公演に関しては、改めて体制を整えて振替公演を開催する予定とのこと。そのほか、チケットの払い戻し方法並びに延期公演に関しての詳しい詳細は、Czecho No Republicオフィシャルサイトにて追ってアナウンスされる。
あわせて、5月18日(金)〜6月9日(土)に全国5ヶ所を回る「『旅に出る準備』リリース"2マン編"」に関しては、4人体制で行えるよう準備するとのこと。
なお、5月4日(金)に出演するJAPAN JAM 2018に関しては、4人体制での出演を検討しており、予定通りフレデリック三原健司とのコラボステージを行う予定となっている。
メンバーコメント
【武井優心(Vo・B) コメント】
突然の発表で驚かせてしまい、本当に申し訳なく思います。
急な出来事で正直なところ自分もまだこの事実を受け入れきれてはおりません。
いつも応援してくれているファンの皆様、ライブを楽しみにしてくれていた皆様、力を貸してくださるエッグマンのスタッフの方々、
日本コロムビアのスタッフの方々、並びに関係者の皆様、本当に何と言ったらいいのかわかりません。今は謝る事しか出来ません。本当にすみません。
5人でのCzecho No Republicとしての活動は困難になってしまいました。
ライブという空間で嘘は通用しないという事を僕ら去年たくさんライブをして心から分かったつもりだし、バンドが大好きなみんなもきっと同じ認識だと思います。
5人になって5周年。
このツアーはとても大事なものでした。
何かを隠して誤魔化しながら続けることはどうしても出来ませんでした。
何の罪滅ぼしにもなりませんが4人でライブをやろうと思います。
そんなの見たくないって人、沢山いると思います。これがベストな選択ではないのかもしれません。
だけど、応援してくれる皆、ライブを楽しみに予定を空けていてくれた皆には面と向かって、文章ではなく言葉でちゃんとコミニケーションが取りたい。
準備が足りてなくて沢山の曲はやれませんが、出来る限りの事はしたいなと思います。
そして絶対に年内中にリベンジしたい。させてください。
最後に、この5人を好きになってくれた全ての皆様。そして八木さん。ありがとうございました。
旅はまだまだ続きます。
【山崎正太郎(Dr) コメント】
急な発表で本当にごめんなさい。チェコを応援してくださっている皆さん、携わってくれている皆さんに申し訳ない気持ちでいっぱいです。
そしてツアーを楽しみにしてくれていた人、本当にごめんなさい。5人で5周年、みんなで1つの思いで無ければ今回のツアーのテーマとして、
ツアーをやる事は応援してくれる皆さんへの裏切りだし、悲しくて悔しくて心苦しいですがこの決断になりました。本当に申し訳ないです。
これまで一緒に仲間としてやってきた八木さんがこのタイミングで抜けることは正直、自分自身も突然の出来事で気持ちの整理が追いついてないところではありますが、ひとまずワンマンツアーのところは4人で心1つになり精一杯出来る事をやらさせていただきます。
これからもCzecho No Republicは前を向いて全力で進んできいますので、何卒よろしくお願いします。
【タカハシマイ(Syn・Vo) コメント】
今まで応援してくれた皆様に、突然の発表となってしまった事本当に申し訳なく思います。
これまで多くの壁を共に乗り越え、これから更に一丸となって活動して行こうという時だったので、八木さんからの報告に未だに整理がついていないのが事実です。
今までに感じたことのない悲しさが拭えません。でも八木さんの決断はすごく大変な事だったと思います。
今後も違う形にはなってしまいますが音楽と共に繋がって行けるように応援したいと思っています。
いつも応援してくれている皆様、支えてくれている関係者の皆様、ツアーを楽しみに待ってくれていた皆様に本当に本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。
ツアーをやりきる事ももしかしたら出来たかもしれません。でもどうしてもファンのみなさんに嘘をつく事は出来ませんでした。
今回のツアーは違う形で4人で出来る限りの事をやらせてもらいますが、やるからには全員で全力でやろうと決めています。観に来てくれたら嬉しいです。
今後も良い音楽を届けていけるように4人でより一丸となってやっていくつもりですので、どうか応援してくれたら嬉しいです。
【砂川一黄(G) コメント】
突然の発表で驚かせてしまい、申し訳ありません。
これから5人で足並み揃えてやっていこうというタイミングだったので、自分自身も正直とてもショックを受けています。
いつも応援してくれているお客さん、今回のツアーを楽しみにしてくれていたお客さん、支えてくれている関係者の皆様、本当に本当に申し訳ありません。頭の上がらない思いです。
それでも自分にとって、八木さんとの5年間の活動は掛け替えのないものでした。そんなメンバーの決断した事だからこそ、これからの八木さんの活動を応援したいとも思っています。
今回のツアーはこの様な形になってしまいましたが、4人で出来る限りの事をやってみます。いつか必ずリベンジをさせて下さい。
この先の活動も、4人でしっかり見据えてやっていきます。4人でもより一層たくましい姿を見せられる様に全力でやっていきますので、
これからのCzecho No Republicもどうかよろしくお願い致します。
こんな僕達ですが、これからも応援してやってくれたら嬉しいです。
【八木類(G・Syn) コメント】
この度、私八木類はCzecho No Republicを脱退することになりました。
脱退の理由は今ひたむきにがんばっているメンバーに100%の熱量で向き合うことが出来なくなってしまった事、そしてがんばるメンバーを見て自分も主体的に音楽と向き合いたいという気持ちが強くなったからです。
突然の発表となり、5人体制の活動を楽しみにされていたみなさんには本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。
本来ならば、発表されているライブに出演してみなさんに顔を見せることがせめてもの礼儀だと考え、ツアーを完走した上での脱退を考えていました。
しかし、より一丸となって5人で5周年とうたったツアーの中で、熱量の違いがあるままそれを隠してのステージを見せることはしたくないという4人の強い思いで、ファンのみなさんのことを一番に考えたときに、このタイミングでの脱退がこれからのチェコにとっての選択となりました。
わたしがこれまで活動を続けられたのは、チェコを聴いたり、ライブに来たり、話しかけてくれたりと、気にかけてくれるみなさんが居たからです。
みなさんが音楽を聴いて、なにか感じたり、時にその気持ちを伝えてくれることが、活動をするなによりの励みになっていました。この事はずっと忘れません。
今応援してくれている人も、昔聴いてくれていた人も、これからチェコを知ってくれる人にも感謝の気持ちでいっぱいです。ほんとうにありがとうございます。
そして今まで関わってくださった、イベンター、ライブハウス、CDショップ、ラジオ局、テレビ局、スタジオ、エンジニアさん、日本コロムビア、eggman、
他にも数えきれない様々な関係者の方々。そして全国で知り合ったバンド、同じ事務所のバンドのみんな。これまでCzecho No Republicの活動をする中で知り合った全ての方に、心から感謝しています。
そしてメンバー。武井さん、正太郎、砂川さん、タカハシさん。4人が居なかったら今の自分ではないんだろうというほど、人生の大事な時間を共有しました。
自分に無いものを沢山持っているみんなの近くにいて、音楽だけでなく大事なことを教えてもらいました。勝手なセリフにはなってしまうけど、本当に感謝しています。ありがとう。
これからもCzecho No Republicはどんどん活動していきます。わたしも八木類として、音楽を続けていきます。
道は別れてしまいますが、これからお互いがより純粋に、迷いなく音楽を続けていくことが出来ると信じています。
本当にありがとうございました。これからの新たなCzecho No Republicをよろしくお願いします。