【速報】9mm「カオスの百年 vol.12」、因縁の地=日比谷野音が凄絶な歓喜に燃えた夜

【速報】9mm「カオスの百年 vol.12」、因縁の地=日比谷野音が凄絶な歓喜に燃えた夜

「リベンジを軽く超えて、今日をもっといい日にしたいと思うんですよ。新しい伝説作るか、みんな!」――そんな菅原卓郎(Vo・G)の言葉通り、日比谷野外大音楽堂で行われた9mm Parabellum Bullet恒例企画「カオスの百年 vol.12」は、ロックのロマンとスケールと爆発力の結晶体の如き激烈な一夜だった。

約2年前、2016年6月の野音ワンマン「LIVE 2016 “Waltz on Life Line”at 日比谷野外大音楽堂」の公演中に滝善充(G)が左腕の不調のため一時退場、その後舞台に戻ってからも100%のパフォーマンスは叶わないまま終了。その後も、滝の代わりにサポートギタリストを加えるなど、 9mm滝のコンディションを探りつつの活動を余儀なくされてきた。

しかし、菅原卓郎/中村和彦(B)/かみじょうちひろ(Dr)のアコースティック編成「AC 9mm」に続いて登場したこの日の9mmは、サポートに為川裕也(folca)/武田将幸(HERE)を交代で迎えての5人編成ながらも、冒頭から全編にわたって滝がオンステージ。轟音リフを叩きつけ、ギターをぶん回し、オーディエンスを煽り倒し、ロック最終兵器的な 9mmの激走感を極限バーストさせていた。

細かいフレーズを為川&武田に託しつつなので、滝の調子は全快というわけではないのだろうが、暴発必至のスリルを音のみならず存在として体現し得る滝というギタリストが、ライブを通してその唯一無二のポジションを全うしたという事実は、まさに「リベンジ」以上の感激を与えてくれるものだった。

ライブ中には凄絶なまでのエモーションに満ちた新曲“キャリーオン”を披露、来場者全員にCDでプレゼントするというサプライズも飛び出したこの日のアクト。

“Story of Glory”も“生命のワルツ”も“Termination”も、アンコールの6人編成版“Black Market Blues”、“Punishment”も、すべてが9mmにしか表現できないエクストリームな生命力にあふれていた。

9月からはツアーもスタート。より力強い新章を、今はただ胸躍らせながら心待ちにしたい。(高橋智樹)
公式SNSアカウントをフォローする

最新ブログ

フォローする