ゆず、歌唱や演奏シーンが一切ない新曲“マボロシ”MV公開

ゆず、歌唱や演奏シーンが一切ない新曲“マボロシ”MV公開 - 『マボロシ』『マボロシ』
ゆずが、本日より配信スタートした、新曲“マボロシ”のミュージックビデオ(ショートバージョン)を公開した。


“マボロシ”は、現在放送中の岡田将生主演ドラマ『昭和元禄落語心中』の主題歌に起用されている。北川悠仁が作詞、作曲を務め、編曲は安室奈美恵の“Hero”などを手がける音楽コンポーザーのSUNNY BOYが担当した。同曲の制作は、同ドラマの物語の世界観を踏襲した形で行われ、「今までゆずが表題曲の中で表現してきたポップさだったり、前向きさだったりを手放し、新たな自分たちの表現を目指す」ことを念頭においた、ミディアムバラードになっているとのこと。

映像監督で写真家の島田大介がメガホンを取ったMVでは、とある廃墟を舞台に、北川悠仁と岩沢厚治それぞれ異なる場所で物語が展開。ゆずが全編にわたり登場していながらも、歌唱や演奏シーンが一切ない初のMVになっているという。

本作のメインビジュアル、およびジャケット写真は、フォトグラファーの北岡稔章が担当。楽曲の世界観にインスパイアされる形で、メインビジュアルでは気持ちの重なりを多重露光で、ジャケット写真では水の揺らぎを感情の起伏にリンクさせ、アートワークを作成したとのこと。

なお、『マボロシ』の特設サイトでは、同曲のジャケット写真を背景に水面が敷かれており、PC上でカーソルを操作させるとその水面に波紋が広がる仕様が施されている。


【カメラマン 北岡稔章コメント】
・メインビジュアル
気持ちが重なり離れていく、過去と現在。
シンプルにお二人を重ねました。
様々な偶然の出会いがあり愛が生まれるように、偶然の持つ強さを引き出すために
縦、横、などは考えず、お二人が出す雰囲気を感じるがままに
多重露光を使用し撮影しました。

・ジャケット写真
様々な情景と強い想いが入り乱れ、深い闇が広がっているが小さな希望のような願いと
愛が見えました。複雑な心境を表すために水の持つ特性が合うと思い、
使用することにしました。
生命を維持するための水、水無しでは生きられない。
生命を維持するための愛、愛無しでは生きられない。
水=愛はリンクすると考えました。
水を揺らすことで感情の揺れを表現し、揺れることにより顔は歪み
リアルと非現実の間を狙いました。

【北川悠仁 コメント】
今回ドラマ主題歌のお話をいただき、初めて原作を読ませていただきました。
夜中に読み始めたところ、あっという間に物語の世界観に引き込まれて、全巻読み終わる頃には朝を迎えていました。

すべての登場人物に「生と死」「愛と憎しみ」「美しさと残酷さ」がはらんでいて、「落語」という明るいテーマとは裏腹に、巻きおこる物語の激しさに、読んでいてゾクゾクしました。どのキャラクターも本当に個性的なので、キャストの皆さんがどのように役を演じていくのか、とても楽しみにしています。

“マボロシ”を制作する上で最初に思ったことは、今までゆずが表題曲の中で表現してきたポップさだったり、前向きさだったりを手放し、新たな自分たちの表現を目指すことでした。「昭和元禄落語心中」の物語が持つ闇、その中に潜む美しさを楽曲で追い求めました。

試行錯誤の末、“マボロシ”というテーマが浮かび、このキーワードと物語に背中を押され、今までのゆずにはない、切なく幻想的な楽曲に仕上がりました。また、ゆずの核である歌も、いつも以上に可能性を模索しています。

新たな扉を開かせたくれたこの物語との出会いに、心から感謝しています。


ゆず、歌唱や演奏シーンが一切ない新曲“マボロシ”MV公開 - 『マボロシ』『マボロシ』

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