度重なる撮影現場の放棄により、制作途中で『ボヘミアン・ラプソディ』の監督を解任されたブライアン・シンガーが性的暴行の告発を受けたことが明らかになった。
シンガー監督は過去にも複数名から性的暴行の告発を受けた過去があるが、今回は「The Atlantic」の記事を通し、4名が被害を訴えている。
記事ではVictor Valdovinosが1997年の中学1年生当時にシンガーに不適切な行為を受けたと訴えている他、他3名も10代の時にシンガーから被害を受けたと証言している。
なおシンガー側はこれらの疑いを否定。またDGA(全米監督協会)の規則により、『ボヘミアン・ラプソディ』のクレジットにはシンガーの名前が残っている。
一方で、次回作としてマーベル・コミック作品の映画化である『Red Sonja』の監督を変わらず務めることも明らかになっている。
昨年およそ1000万ドル(約11億円)で契約したと言われていた同作だが、この度映画のプロデューサーであるアヴィ・ラーナーがこれを公式に認めたようだ。彼は「The Hollywood Reporter」で紹介された声明において、次のように述べている。
私は引き続き『Red Sonja』の企画を進めており、引き続きブライアン・シンガーも関わっています。
『ボヘミアン・ラプソディ』の興収が8億ドル(約875億円)を突破しドラマとして映画史上最高の興行収入を挙げたことは、彼が並外れたビジョンと洞察力の持ち主である証拠です。
私は議題に振り回されたフェイクニュースと現実との違いを知っていますし、この判断に非常に自信を持っています。アメリカでは、罪が証明されるまでは無罪なのです。