『きのう何食べた?』が教えてくれること

自分にとって大切なことを守りながら生きることは簡単ではないけれど限られた人にしかできないことでもない。
その気になればきっとみんなできる。
『きのう何食べた?』はそれを教えてくれる物語。
そのためには、シロさんのように繊細な工夫と配慮を忘れず、逆に要領が悪いくらい真面目に自分のスタンスを貫くこと。
あとは、ケンジのように感情に正直なありのままの姿で、自分にも人にも優しくあり続けること。
とは言え、それができたとしても、いろいろ問題だらけなのは仕方ないのが人生。
あとは丁寧に美味しいものを作って好きな人と一緒に味わって食べる時間を大切にして、元気な心と体で明日を迎えることだ。
男性同士のゲイのカップルを当たり前の日常のところまで描くという意味で踏み込んではいるけれど、誰もが自分の中にある、常識に流されずに大切にしたいものに置き換えながら心の栄養にできるような作品。

そんな、よしながふみ作によるコミックを映像化したドラマが第2話まで放送された。
ドラマスタッフも、シロさんを演じる西島秀俊やケンジを演じる内野聖陽をはじめとするキャストも、その物語が持つ力をよくわかった上で丁寧に心を込めて実写ならではの表現にしていることが伝わってきて、本当に毎週金曜深夜が楽しみ。
ぜひ原作とドラマの両方を多くの人に味わって欲しい。(古河晋)
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