宮本浩次が高橋一生に提供した“きみに会いたい-Dance with you-”はなぜこんなに最高なのか!

宮本浩次が高橋一生に提供した“きみに会いたい-Dance with you-”はなぜこんなに最高なのか! - 『きみに会いたい-Dance with you-』通常盤『きみに会いたい-Dance with you-』通常盤
エレファントカシマシ宮本浩次が高橋一生に提供した楽曲“きみに会いたい-Dance with you-”。もともと高橋がエレカシ好きというのはファンの間で知れ渡っていたから、この曲でふたりの歌声が交わっていることは喜びでしかない。


2017年にテレビ番組で初対面を果たした際、高橋が今までに見たことないような顔で宮本をじっと見つめていたのが強く印象に残っている。その後に発表されたエレカシのトリビュートアルバムで“俺たちの明日”を歌う高橋の声を聴いて、「ああ本当に好きで影響を受けているんだな」と思わずにいられなかった。高橋はこれまでにも番組やCMで歌を披露していて、そのたびに低い美声が話題になっていたけれど、トリビュートでは真っすぐに声を張り上げ、原曲を崩さないように歌っている。そんなふうに高橋のエレカシ愛を知っているからこそ、楽曲提供のニュースを知った時に真っ先に浮かんだのは“俺たちの明日”の高橋のイメージだった。

でも、“きみに会いたい-Dance with you-”はそんな想像と期待をはるかに超えて、漢の色気が滲む力強いダンスロックチューンに仕上がっている。今までのエレカシや宮本のソロ作品になかったタイプの楽曲になっているのも、高橋ならではの魅力が新しい形で引き出されていることも、お互いの強いリスペクトの気持ちが生んだそれぞれの新境地と言える。宮本は初の楽曲提供&プロデュース作品になった今回のオファーに対して、高橋であれば喜んでと即断したそうだ。インタビュー動画で高橋が宮本のことを「浩次さん」と呼ぶ姿からも深い愛情が伝わってくるし、この相思相愛な感じが素敵すぎる。ちょっと贅沢な願望かもしれないけれど、いつかふたりがこの曲をデュエットする姿も見てみたい。(渡邉満理奈)


※“きみに会いたい-Dance with you-”のサブタイトルの正式表記は80%の大きさ
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