HEY-SMITH×東京スカパラダイスオーケストラ「SKAramble Japan」を観た

HEY-SMITH×東京スカパラダイスオーケストラ「SKAramble Japan」を観た
昨日8月1日に川崎CLUB CITTA'で行われた「HEY-SMITH & 東京スカパラダイスオーケストラ Presents“SKAramble Japan”」を観た。このイベントは、HEY-SMITHとスカパラによる共同企画で、ゲストバンドにKEMURISHANK、公募バンドとしてMAYSON`s PARTY、THE SKA JUNCTIONS、TRI4THの計7組が出演した。

「SKAramble」とは造語で、「SKA」と「Scramble」を合体させた言葉とのこと。この日メインステージに出演した4組を見ると、SHANKはスカの楽曲が多いとは言えスカバンドではないし、HEY-SMITH・スカパラ・KEMURIの3組も、それぞれが「スカ」にパンクやポップスなど他ジャンルの音楽要素を練り込んでいて、一口にスカバンドと言っても同じではない。しかし、全バンドが「スカ」に対して深い愛情とリスペクトを持っており、それはこの日会場に集まったお客さんも同じことだった。どのバンドの演奏中も、長丁場のイベントの中で疲れが出てくる時間になっても、とにかくお客さんは楽しそうで、スカダンスやモンキーダンスをしたり、心地よく体を揺らしたりして心の底から「スカ」を満喫していた。

「スカ」を愛する気持ちさえ持っていれば、年齢や性別、生まれた場所やジャンルも関係なく、ごちゃ混ぜになって笑顔になれるのがこの新たに誕生したイベント「SKAramble」なのだ。そしてこの最高の空間を体験して改めて、「スカ」という音楽にはそんなあらゆる垣根を越えて人々を繋げ、笑顔にさせる力を持っているんだということを再認識した。

公式な発表ではないが、今後も続いていくことが宣言された「SKAramble Japan」。伝説として語り継がれるであろう第1回目に立ち会えたことを心の底から嬉しく思う。最後に、スカパラのみなさん30周年おめでとうございます! そして猪狩さん! 復帰おめでとうございます!!(野澤勇貴)
公式SNSアカウントをフォローする
フォローする