レッド・ホット・チリ・ペッパーズのベーシスト、フリーの自叙伝『Acid for the Children』が現地時間11月5日に出版されることが明らかとなった。
「Consequence of Sound」によると、パティ・スミスが自叙伝の序文を執筆し、本の表紙には葉巻を吸っている若かりし頃のフリーの写真が使用されている。
そして、2014年からフリーが取り組んでいた400ページにわたる自叙伝の概要については、次のように紹介されているという。
フリーのドリーミーな、ジャズ風の散文を読むと、1970年~80年代のロサンゼルスが秘められた面白さ、ザラザラした輝かしい人生、そして危険と騒乱、またどの街角にもインスピレーションが潜んでいたことがわかる。
荒れた家庭から逃れようとしていた少年時代のフリーは、ミュージシャンやアーティスト、そして周辺に住むジャンキーのコミュニティで家族を見つけた。フリーはほんとの時間をパーティーと軽犯罪に費やしていたが、自身の不満や孤独、そして愛を発散させる場所として音楽に大きな意味を見い出すのだった。そして、フリーと彼のソウル・ブラザーであり、悪さをする仲間でもある親友たちが、後にレッド・ホット・チリ・ペッパーズとなるバンドをスタートさせるアイディアを思いつくという、人生を変える瞬間を迎えることになるのだった。
以前にフリーは「TMZ」のインタビューで、過去にどれほど自身が荒れていたか言及、「ガキの頃の俺は本当にろくなもんじゃなかったんだ。ストリートを根城にして万引きもしてたし、空き巣もやってたし、薬にも手を出してたからね。授業はサボって大麻をキメてて、あのままだったらロクなことになってなかったよ」と語っていた。