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King Gnuの何が凄いかと言うと、流行りや大衆ウケに一切媚びることなく、ひたすら真剣に音楽の未知の領域としてアバンギャルドなことを追求していて、だからこそオーディエンスの本能をダイレクトに刺激し、踊れて、叫べて、浸れるポップミュージックになっているところだ。
純粋で、ストイックで、自然体で、開けている。
そんな最強のスタンスと、圧倒的な楽曲のクオリティで、時代の新しさに音楽で対応している。
間違いなく2019年最重要バンドのひとつ！
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新曲“飛行艇”は、そんなの当然とばかりに、正しさに恐れ戦いてばかりの世界に、全く新しい音楽の大雨を降らせ、大地を震わせ、みんなの命を揺らせてやるという強烈なメッセージの一曲だ。
愚かな杭になるという覚悟の強さ、名も無き風となるというスタンスのしなやかさ、歌われていることがすべて有言実行で音楽になっている。
その未知を恐れない勇気と、有言実行の情熱でポップミュージックを変える新たなヒーロー、それがKing Gnuなのだ。
さらにアルフォートのCM曲“傘”にはまた違う鮮烈な新しさ、もうこの勢いは止まらない。（古河晋）