ダニエル・ジョンストンが、心臓発作により58歳で逝去したことが明らかとなった。
米オースティンの新聞「The Austin Chronicle」が確認したところによると、ジョンストンの元マネージャーが彼が亡くなったことを認めているという。
ジョンストンは、カリフォルニア州サクラメントで生まれウェストバージニア州で育ったが、テキサス州オースティンに移ってから路上でカセットテープを配りながら一部ではあるが人気を得ていった。
『Songs Of Pain』(1981年)から『Beam Me Up!』(2010年)まで、キャリアを通して数多くのアルバムをリリースしている。
「Stereogum」によると、カート・コバーンはよくジョンストンのTシャツを着用していたそうで、さらに『Yip / Jump Music』(1983年)を大好きなアルバムの1枚に挙げており、その音楽は多くのミュージシャンから愛されていたという。
2005年には双極性障害と統合失調症を抱えていた彼の経験を追ったドキュメンタリー映画『悪魔とダニエル・ジョンストン』が製作された。
2017年の「New York Times」の記事にもあるように、最近のジョンストンの健康状態は芳しくなかったようだ。同年にはファイナル・ツアーを敢行し、彼に影響を受けたミュージシャンたちがサポート・バンドとして参加したという。
今年1月にはジョンストンの58歳の誕生日を祝して、彼が自らの故郷としたオースティンでトリビュート・コンサートが開催されたそうだ。
なお、ジョンストンの訃報について、ベックらがそれぞれ追悼コメントを寄せている。
ベック
ジャック・アントノフ
ティム・バージェス(ザ・シャーラタンズ)
ザ・クリブス
ゾラ・ジーザス
M・ウォード
グレン・ハンサード
ジェニー・ルイス
デイヴ・ナヴァロ