無名の英ミュージシャン、アンドリュー・コールが始めたプロジェクトについて描いた反いじめドキュメンタリー映画『#NoJoke』だが、同映画に出演している著名なミュージシャンたちから、コールがいかに協力を得たかが海外メディアに取り上げられ話題となっている。
「Ultimate Classic Rock」によると、現地時間10月22日に配信リリースされる予定の『#NoJoke』には、オジー・オズボーンやスラッシュらが出演しているほか、いじめを経験したり、実際にいじめる側になったことがあるセレブらがインタビューに応えているという。
全くの無名であったコールが著名なミュージシャンたちの協力を得るのは大変だったようだが、その経緯が以下の通りだ。
子どもの頃から転校を繰り返し、酷いいじめを経験したというコールは、現在いじめに遭っている人々に手を差し伸べ、いじめ反対を広く訴えるためには著名人の助けが必要だと感じ、イギリスからハリウッドへ渡ったという。
しかし、何のつてやコネもないコールは、セレブやミュージシャンが出現しそうな場所へ足を運んでは精力的に声をかけるしか方法がなかったそうで、いじめを訴える自身の曲“Joke”を聴かせてプロジェクトについて説明し、協力を仰いでいったそうだ。
最初は思うようにいかなかったものの、俳優でジャズ・ピアニストとしても活動するジェフ・ゴールドブラムが“Joke”を気に入り加わることが決定。その後、次々にオジーやスラッシュ、レッド・ホット・チリ・ペッパーズのチャド・スミスやスティーヴ・ヴァイ、モーターヘッドのレミー・キルミスターらも参加することになり、徐々にプロジェクトが大きくなっていったとのことだ。
その他、インタビューには俳優のパトリック・スチュワート、ジェーン・リンチ、セドリック・ジ・エンターテイナーらも登場している。
『#NoJoke』の予告編はYouTubeにて公開中だ。