命と向き合ってきた役者・板垣李光人が、現代に問う善悪と正邪、死生観。本質を生きた先に何を見る?

命と向き合ってきた役者・板垣李光人が、現代に問う善悪と正邪、死生観。本質を生きた先に何を見る?

CUT2025年1月号に、1月から放送が始まるドラマ『秘密~THE TOP SECRET~』に出演する板垣李光人さんが登場しています。
板垣さんが演じるのは、死者の脳から生前の記憶を映像化する「MRI捜査」を行う科学警察研究所法医第九研究室=通称「第九」の室長・薪剛。猟奇的事件の犯人の脳から犯行中の記憶を取り出して捜査するなどセンセーショナルな描写も多い本作で、板垣さんはいかに薪という人物と向き合っていくのか? 善悪や正邪、死生観といった本作が持つテーマについて、ドラマ撮影を前に控えた板垣さんにたっぷりとお話を伺いました。
以下、インタビューから一部抜粋してご紹介いたします。

薪は、彼の正義に基づいてMRI捜査というものを実現させようとして、ひたすらそれだけに向き合ってきて。でもいざ完成させたら、実際そういうセリフも出てきますけど「人の秘密を見ることに罪悪感はないのか?」と言われてしまう。いい方向に進むはずだという思いで作ってきたのに、果たしてそれは本当に正義なのか?というところにまた向き合わないといけなくなってくるわけですよね。そういう部分は、たとえ小さいことであれ、我々も日常的に向き合っていることだと思います

『秘密』は、白と黒にはっきり分けず、全員がグレーなんですよね。誰かと対立する構造ではなく、一応正義とされる我々警察側の人間も何かしら十字架を抱えて生きていて。みんなグレーの中で彷徨いながら、その中で必死に答えを探そうとしている作品だと思う。演じるうえでもそこはもちろん大事にしますし、自然とそういうドラマになってくるんじゃないかなと思います

個展『愛と渇きと。』や、CUT2024年10月号の記事内で作り上げたライブペインティングでのテーマなどからもわかるように、いつだって「命」「愛」といった人間の本質を考えている板垣さん。そんな彼だからこそ、本作が持つ深いテーマに自分事として向き合い、そして薪という人間をひたすらに生き、素晴らしい作品を私たちに届けてくれるのだろう──そんな期待が高まるインタビューとなっております。ぜひ全文は本誌にてチェックしてください。
また、撮り下ろしポートレートもたっぷり掲載してます! 原作マンガでの薪室長をイメージしたしっとり美麗なお写真には、実物のお顔より大きいのでは!?と思うほど超アップなカットもお届けしているのでお見逃しなく。掲載写真とは打って変わって、オフショット↑では可愛い笑顔をゲットしました! CUT1月号は、12月19日(木)発売です。(阿部文香)

CUT2025年1月号は現在以下にてご予約可能です。

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