ジョン・レノン没後40年を偲んで――70年代、主夫生活前の端境期に語りつくしたインタビュー。ジョンは何を思い、どう生きていたのか?

ジョン・レノン没後40年を偲んで――70年代、主夫生活前の端境期に語りつくしたインタビュー。ジョンは何を思い、どう生きていたのか? - 『rockin'on』2020年4月号より『rockin'on』2020年4月号より

ロックンロールを初めて耳にした瞬間、他の何もかもを放り出してしまった。あれはもう本能としか言いようがないよ。頭よりも先にまっすぐハートを撃ち抜かれてしまったんだ


今年はビートルズ解散から50年、そしてジョン・レノン生誕から80年、没後40年という節目の年である。今回お届けするのは1974年、ジョン34歳の時のインタビューだ。アルバム『心の壁、愛の橋』リリース直後のものである。

当時のジョンはヨーコと別居中だった。いわゆる「失われた週末」の時代である。ヨーコと離れたその寂しさから酒浸りの自堕落な生活を送っていた時期で『心の壁、愛の橋』はそんな不安定だったジョンの心境を率直に反映したものだった。このインタビューでも、ヨーコへの変わらぬ信頼を表明しながらも、離婚の可能性に言及するなど、精神的に揺れていたことをうかがわせる。ジョンのインタビューはヨーコと共に受けているものが多いので、彼単独のインタビューではより率直でストレートな物言いが確認できるわけだ。

この後ジョンはエルトン・ジョンのコンサートのバックステージでヨーコと再会、1975年1月にヨーコの元に戻り「失われた週末」は終わった。まもなく息子ショーンが生まれ、ジョンは5年間の主夫生活に入る。このインタビューはその直前の端境期の貴重な証言である。(小野島大)


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