アジア/アフリカ/中南米など多彩な音楽を取り込み、ミステリアスで融通無碍なアンサンブルを繰り広げる、ヒューストン発の3ピース=クルアンビン。昨年のフジロック初出演でも裏ベスト的な存在感を発揮したファンキー&ドリーミンなインスト中心の表現が、最新3rdアルバム『モルデカイ』ではローラ(B)の歌を前面に打ち出すことで、謎めいた誘引力と白昼夢的な解放感を無限増幅させることに成功している。今回のアルバムって、世界と同時に私たちの地元を反映してるものでもあって、まさにテキサス州のヒューストンでしか生まれなかった音楽になってると思うんだよね(ローラ)
今年2月リリースのリオン・ブリッジズとのコラボEP『テキサス・サン』にも結実した「テキサス出身アーティスト」としての矜持。栃木で撮影された“So We Won’t Forget”MVからも窺える非英語圏の文化への憧憬。その両極の接点から未知の地平を切り開きつつあるクルアンビンの現在地と核心を、ローラ&“DJ”ジョンソン(Dr)に訊いた。(高橋智樹)
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