世界的な新型コロナウイルスの感染拡大や、ジョージ・フロイド氏の暴行死に端を発する反人種差別デモの拡大など緊迫した状況が続く中、2018年に亡くなったアレサ・フランクリンの未発表曲を音楽プロデューサーのクライヴ・デイヴィスが発表し、本日より配信リリースされた。同時に、現在の状況を憂うクライヴ自身のメッセージも発表された。
発表された楽曲“Never Gonna Break My Faith”は、ロバート・F・ケネディ米上院議員(J・F・ケネディ米大統領の実弟)の暗殺事件を描いた映画『ボビー』(2006年)の主題歌としてブライアン・アダムスらが書き下ろしたゴスペル曲で、当時はメアリー・J. ブライジとのデュエット・バージョンで発表された。
今回発表された楽曲は、ブライアンが当時のレコーディング素材を使い、改めてアレサ・フランクリンのソロ・バージョンにリメイクされたものだ。
以下は、クライヴからのメッセージ。
世界は今や大きく変わりました。変化はあらゆる場所で起こり、誰もができるだけ前向きに変化を進められるよう最善を尽くしていることでしょう。いま音楽が大きな役割を果たしている中で、私から皆さんへこの曲をご案内させていただきます。
この楽曲は2006年、ロバート・ケネディの人生を描いた映画『ボビー』の為に偉大なアーティスト/作曲家であるブライアン・アダムスと共作されたものです。映画用には(アレサとメアリー・J. ブライジの)デュエットで録音されましたが、シングルとしては発売されませんでした。
今回、ブライアンはこの曲を女王、アレサ・フランクリンのソロ・バージョンに作り直して私に送ってくれました。すばらしいパフォーマンスです。そして歌詞を読んでいただければ、今日起きていることとも繋がり、身体の芯まで震えることでしょう。歌詞の一部を引用します。
“主よ、彼らを無知から救ってあげてください
誰かが無実の者の命を奪っても
決して勝利することなどできないということを
彼らが成しえたことは魂を解き放つことだけ
その魂をあるべきところに”
どうかこの録音を聴いてください。アンセムにふさわしいものです。
―――クライヴ・デイヴィス
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