ハイブリッド・ソウル・バンド:ハイエイタス・カイヨーテ、6年ぶりの充実作『ムード・ヴァリアント』と共に帰還! ブレインフィーダーという新天地から始まるバンドの新章、そして新作について、全てを語る!

ハイブリッド・ソウル・バンド:ハイエイタス・カイヨーテ、6年ぶりの充実作『ムード・ヴァリアント』と共に帰還!  ブレインフィーダーという新天地から始まるバンドの新章、そして新作について、全てを語る!

「本物の勇気、って別にドラゴンと戦う人だけが持ってるわけじゃない。他人や自然とコミュニケーションをとるためには、度胸と強さと勇気が必要だったりする。

今の時代って自分の中に閉じこもって個人主義に陥りがちだけど、だからこそ人の心を開くアートの役割は大きいと思う」


ハイエイタス・カイヨーテの6年ぶりとなる新作『ムード・ヴァリアント』が最高に気持ちいい。

ソウル、ジャズ、ファンクをオーガニックな演奏で融合させるのがこのバンドのそもそもの魅力だったわけだが、ストリングスやホーン・セクションを巧みに使ったエレガントなアレンジメントによって全体がぐっと洗練された。ブラジル音楽界の伝説アルトゥール・ヴェロカイの参加によって得たアイデアを活かし、音楽性の幅をさらに広げたことも大きい。
 
こうしたポジティブな進化は、シンガーのネイ・パームが大病を患ったことと少なからず関係しているという。死と対峙することで、生の尊さを実感したのだと。

メンバーそれぞれのソロ活動の成果を有機的にミックスする様といい、ジャンルを横断しながら生み出すグルーヴといい、異なるものが生き生きと共存する本作は、その生命力によって現代に漂う疲弊したムードを確実に癒すことになるだろう。この充実作について、ネイ・パームに語ってもらった。(木津毅)



ハイエイタス・カイヨーテのインタビューは、現在発売中の『ロッキング・オン』8月号に掲載中です。ご購入はお近くの書店または以下のリンク先より。

ハイブリッド・ソウル・バンド:ハイエイタス・カイヨーテ、6年ぶりの充実作『ムード・ヴァリアント』と共に帰還!  ブレインフィーダーという新天地から始まるバンドの新章、そして新作について、全てを語る! - 『rockin'on』2021年8月号『rockin'on』2021年8月号

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