ザ・デッド・ウェザーのLAデビュー・ライブをジミー・ペイジらが観覧

ジャック・ホワイトの新バンド、ザ・デッド・ウェザーが6月17日、ロサンジェルスのロキシー・シアターで小規模のライブを行った。ロサンジェルスでは初となる今回のライブには、多くの有名人も駆けつけた。

ジャック・ホワイトとザ・キルズのアリソン・モシャート、クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジのディーン・ファーティタ、ザ・ラカンターズのジャック・ローレンスから成るザ・デッド・ウェザーは、午後9時の開演予定より5分早くステージに登場した。満員の会場には、レッド・ツェッペリンのジミー・ペイジ、クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジのジョシュ・オム、デンジャー・マウス、ブーム・ビップ、ハー・マー・スーパースター、俳優のベニチオ・デル・トロらの顔も。

“60フィート・トール”から始まったこの夜は、1時間弱で13曲が演奏される濃密なライブになった。ジャック・ホワイトはドラムスを担当したが、1度だけ前に出てギターを弾き、アリソン・モシャートとともに官能的なコーラスを披露した。

7月22日リリースの『狂おしき薫り』から、ブルースの影響が色濃い曲群が息つく暇もなく繰り出され、MCはほとんどない。ステージ上を優雅に歩き回り、煙草を吸いながら歌うアリソンの声も力強い。

ライブの中ごろでジャックは、「調子はどうだい、ロサンジェルス? みんなちゃんと生きてるか?」とバッキング・ボーカルのために使っていたマイクで叫んだ。観客が大歓声を上げると、「俺も愛しているよ、ベイビー!」と応じる。

3曲のアンコールでは、リード曲“ハング・ユー・フロム・ザ・ヘヴンズ”の扇動的な演奏も披露された。互いに腕を組み、固い結束を誓ったザ・デッド・ウェザーは、ギターのフィードバック・ノイズの中、ステージを去っていった。

演奏された曲は下記の通り。

1.60 Feet Tall
2.Treat Me Like Your Mother
3.Bone House
4.You Just Can't Win
5.So Far From Your Weapon
6.Child of a Few Hours
7.Rocking Horse
8.I Cut Like a Buffalo
9.No Hassle Night
10.Will There Be Enough Water
11.Forever My Queen
12.Hang You From The Heavens
13.New Pony

ザ・デッド・ウェザーは来週ロンドンでシークレット・ライブを行い、イギリスでもライブ・デビューする。

(c) NME.COM / IPC Media 2008/2009
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