スペシャルズ、28年ぶりの本格的再結成

THE SPECIALS / PYRAMID STAGE80年代スカ・リバイバルを牽引し、ニュー・ウェーヴ期最重要バンドのひとつスペシャルズ。その中心的メンバーだったテリー・ホールとリンヴァル・ゴールディングなどほとんどのオリジナル・ラインナップが28年ぶりに再結集した今回の再結成だが、もとはといえば、2年前にリリー・アレンがやはりこのグラストンベリーのステージでテリーとリンヴァルをステージに招待したのがことの始まりだった。この日のステージは79年のファーストからの“ドゥ・ザ・ドッグ”からスタートし、“ギャングスターズ”“ラット・レース”や81年にナンバーワン・シングルとなり、今回のライブを締め括った“ゴーストタウン”までと数多くの名曲を惜しげもなく次から次へとたたき出していく内容となった。07年にテリーとリンヴァルがリリーのステージで再会した時も“ギャングスターズ”と“ブランク・エクスプレッション”を演奏し、伝説のスカ・グループ再結成の噂を巻き起こすことになった。実際、スペシャルズはその後、ワイト島で行われた08年のフェスティバルの出演を皮切りに、09年を通してバンド結成30周年を記念するライブを各地で敢行している。バンドの創設メンバーでソングライターでもあったジェリー・ダマーズが不在とはいえ、このほぼ完全再復活がリリー・アレンのスロットの直後に演奏されるというのもどこか象徴的だった。また、スペシャルズは白人と黒人の混成ユニットとしても有名で、かつてもイギリスの人種差別問題に対して声高に主張するグループではあったが、今回は曲間に時間をとって、イギリス国民党が欧州会議に2議席も獲得したことへの疑問を強く観客に投げかけていった。熱狂的にウケた“ルーディたちへのメッセージ”の前にメイン・ボーカルのテリーはこう観客に伝えた。「俺たち、ここまで来るのに28年もかかっちゃったけど、結局、なんも変わってないのな。あの頃はナショナル・フロント(イギリス国民党の母体となった極右政治組織)で、今はBNP(イギリス国民党)だもんな。この次の曲は、“ファック・ザ・BNP”っていう曲なんだ」セットリスト
'Do The Dog'
'Gangsters'
'It's Up To You'
'Rat Race'
'Monkey Man'
'Blank Expression'
'Too Hot'
'Doesn't Make It Alright'
'Concrete Jungle'
'Friday Night Saturday Morning'
'Man At C&A'
'A Message To You Rudy'
'Do Nothing'
'Hey Little Rich Girl'
'Nite Klub'
'Little Bitch'
'Too Much Too Young'
'You're Wondering Now'
'Ghost Town'(c) NME.COM / IPC Media 2008/2009
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