2007年、来日公演が実現。長らく制作中と伝えられるニュー・アルバム『チャイニーズ・デモクラシー』（仮）の発売もいよいよか、と話題を呼んだガンズ・アンド・ローゼズ。現在のところ、ニュー・アルバムの発売については一切未定となっているが、アメリカの大手飲料メーカーが、リリースを後押しする前代未聞のキャンペーンを計画しているのだという。

３月26日付のBillboard.comによれば、ドクターペッパーを販売するドクターペッパー／セブンアップ社は、ガンズ・アンド・ローゼズの新作発表を後押しするキャンペーンを計画。それも「アルバムが2008年以内に発売されたら、“すべてのアメリカ国民”に、ドクターペッパー1本を無料でプレゼント」というスケールの大きなもの。ただし、バンドを脱退したスラッシュとバケットヘッドは対象外になるそうだ。

同社はすでにこの提案に関するプレスリリースを3月25日付で発表。また、『Chinese Democracy When』なるブログもスタートしている。

この突然の申し出に対して、ガンズ・アンド・ローゼズのアクセルは公式サイトで感謝を気持ちを述べるとともに、バンドはこの計画に関して一切関知していないとしている。なお、気になる新作の行方については「バケットヘッドは新作の一部にかかわっているから、俺のドクターペッパーをわけてやるか」とコメントしたのみだった。

『チャイニーズ・デモクラシー』はガンズ・アンド・ローゼスにとって1993年のカヴァー・アルバム『スパゲティ・インシデント』以来の新作となる。