THE B-52’S(ビー・フィフティトゥーズ)が新作『ファンプレックス』を4月9日に日本で発売する。
米ジョージア州アセンズで1976年に結成されたバンドは、まずニューヨークで注目を集め、デビュー・アルバム『THE B-52’S来襲』(1979年発売)で、成功の階段を登り始めた。『コズミック・シング』(1989年発売)はシングル“ラヴ・シャック”の大ヒットとともに全米チャート4位を記録、世界的な成功を収めた。
1991年にはヴォーカルのケイト・ピアソンがアセンズの朋友R.E.M.の大出世作『アウト・オブ・タイム』(1991年発売)にゲスト・ヴォーカリストとして参加、同じくケイトは2000年にはJUDY AND MARYのメンバーYUKIなどと組んだNiNaのメンバーとして日本でも活動した。なお日本では映画のサントラとして使われた“ミート・ザ・フリントストーン〜フリントストーンのテーマ”(1994。B.C.52’s名義)もよく知られている。
アルバム『ファンプレックス』は、バンドが約16年ぶりにリリースするオリジナル・アルバム。なんとこの新作は最新の全米総合チャートで11位を記録し、バンドの過去最高のセールスを記録しそうな勢いとなっている。
デビュー当時からの特徴である3人のヴォーカリストによる個性のぶつかり合いは、『ファンプレックス』でも健在。新作のプロデューサーはU2やニュー・オーダー、スウェードや最近ではKTタンストールなどの作品を手がけたスティーヴ・オズボーンが担当している。
なお、『ファンプレックス』の日本盤には、ビー・フィフティトゥーズの遺伝子を受け継ぐ2000年代のバンド=CSSによる“ファンプレックス”のリミックスが収録されているので、こちらもお楽しみに。