「曲交換」企画を進めているピーター・ガブリエルが、レディオヘッドのトム・ヨークを引き入れるのに苦労しているようだ。
ピーター・ガブリエルがデヴィッド・ボウイの“ヒーローズ”、アーケイド・ファイアの“マイ・ボディ・イズ・ア・ケージ”、レディオヘッドの“ストリート・スピリット”などをカバーしているアルバム『スクラッチ・マイ・バック』は2月17日リリース予定。この作品への返答として、今後これらのアーティストたちが逆にガブリエルの楽曲をカバーすることになっている。
だが2月12日に彼がザ・サン紙に語ったところによれば、もともとガブリエルの“ウォールフラワー”をカバーしたいと言っていたトム・ヨークからはその後連絡が途絶えているという。
「まだトム・ヨークからは返事をもらえていないんだよ」と状況を説明するピーター・ガブリエル。今もトムには参加してもらいたいと思っているそうだ。
「最初彼は“ウォールフラワー”をカバーしたいと書いてきたんだが、僕の(“ストリート・スピリット”の)カバーについての感想もまだ聞けていないんだ」
もしかしたらトムは自分のカバー曲をあまり好きではなかったのかもしれない、と彼は続ける。
「みんながみんな好きってわけじゃないだろうし、彼がこの曲を好きなのか嫌いなのかは全く分からないな。アーティストたちには(自分がカバーした)彼らの曲をストリーミングで聴いてもらうためのパスワードを渡してあって、僕たちは彼らが曲を何回聴いたか分かるようになっている。確かトムは“ストリート・スピリット”を1度しか聴いていなかったと思う。あまりいい兆候ではないが、まだ分からないよな」
(c) NME.COM / IPC Media 2010