スピン誌がこの25年間のベストにU2『アクトン・ベイビー』を選出


スピン誌が選ぶこの25年のベスト・アルバム125枚という企画でU2の『アクトン・ベイビー』が1位に選ばれた。要するにスピン誌が創刊された85年以来のアルバムで最大の影響力を誇るアルバムに選ばれたというわけだ。

選評では「『WAR(闘)』以来最強の即効的でダイレクトな魅力に溢れた作品で、現在までのU2の作品のなかでも、最もエモーショナルなところをあけすけに描いた楽曲を揃えた作品。特に90年代初期の、無限に可能性が広がっているような感覚とくたくたになった絶望感が同居しているような時代の空気をよく捉えた作品」としている。

「“ワン”は『ぼくたちは同じではない』と認めたうえで、それでもお互いに『持ちつ持たれつ』やっていかなければならないと歌ったからこそ、欠くことの出来ない名曲となった曲。“ザ・フライ”ではロック・スターが自分はうそつきで盗人っであることを告白するという構成と響きが大きな共感を呼ぶことに。また、“ミステリアス・ウェイズ”ではエッジはボノのあまりにゴスペル的なボーカルを中和させていく歓喜に満ちつつも鋭いリフを編み出してみせたのだった」などなど。

U2のサイト、U2.comでは一体、『アクトン・ベイビー』のなにがそんなにいいのかという意見をブログのコメントとして募っているので、一家言ある方はご意見をどうぞ。