それはそれは楽しい期間で、それをしたくて「ジョイ・ディヴィジョン特集号作ろうかな」とか「キュアー特集作りたいな」とか本末転倒する恐れも充分あるのである。
今月号はプリンス大特集号で、どっぷりとプリンス漬けである。
だがしかし、特集の制作も大詰めになった頃に、フライング・ロータスのニュー・アルバムが届いたのである。
フラローの新作は、プリンスとトロットロに溶け合って時々どっちを聴いてるのかわからない感覚になる時があるほどだ。大傑作。
プリンスのプログレッシヴなファンクとフライング・ロータスのエクスペリメンタルなエレクトロニック・ビートは、ともにヤバすぎて底が抜けたようたような「軽み」に到達している。
そこに壮大な宇宙観が乗っかっているという、常人には変なバランスとしか思えない感覚。
それが異常にかっこいいのだ。
プリンスもU2もノエルもビリー・アイリッシュもクラフトワークもフライング・ロータスも載っているロッキング・オン最新号、7日発売です、よろしくお願いします!
あ、ピーター・ドハーティのインタビューも!(山崎洋一郎)