MGMTの『コングラチュレイションズ』をアンドリュー父がレビュー

MGMTの『コングラチュレイションズ』をアンドリュー父がレビュー

MGMTの『コングラチュレイションズ』は「じんわり効いてくる」とメンバーの父親のひとりが主張している。

賛否両論を呼んでいる今回の新作について、アンドリュー・ヴァン・ウィンガーデンの父親のブルースはそんな新作をじっくり聴いてほしいと訴えている。

実はブルースはメンフィス・フライアーというメンフィスの地元紙の編集長で、次のようにこの作品についての評価を執筆している。

「MGMTのセカンドとなる『コングラチュレイションズ』はそのサウンドが濃密で豊かで何層にも重なり合った作品で、一部難解なところもあるけれども、その一方で圧倒的な多幸感をもたらす瞬間も誇る作品だ。この作品は音楽業界で言うところの『じんわり効いてくる』タイプの作品で、何度か聴き返していくうちに、この作品の持つ深さと複雑さがよくわかってくる」とブルースはメンフィス・フライアー紙のブログでこの作品を紹介している。

「この作品の歌詞などは次第に花開いていき、聴き手の頭のなかで生き始めるようになる。どの曲も耳から入って身体にすみついてしまうのだ。昨週、アメリカで最も売れたレコードとなったこともあるし、こんな作品を制作した自分の息子を誇りに思う」

さらにブルースはこう加えた。「実はこの記事はメンフィス出身で音楽業界でそこそこうまく渡り合っているある男子が作った作品についての、完全に独断と偏見に満ちた記事ではあります」。

さらにブルースは自身とバンドの関係が、メンフィス・フライアー紙の抱える音楽ライターたちにとってMGMTを扱いにくいものにしている事情を説明している。

「ぼくの息子、アンドリューのバンド、MGMTをめぐってよからぬ噂が立てば立つほど、それは編集部の音楽ライターにとっては危なっかしいネタになってしまうわけです」

「ぼくにはライターさんたちの悩みがよくわかります。どう転んでも割の合わない話になってしまうからです。あえてバンドを批判すれば、自分たちのボスを怒らせるか、少なくともいらいらさせることになってしまう。逆にバンドを褒め称えたら称えたで、今度はいかにも擦り寄っているような感じに見えてしまう。MGMTが世界中の音楽誌や音楽系のブログで、どれだけ絶賛されても、またそれと同時に、どれだけこきおろされたりもしても、それでもぼくたちのライターにとってはどうしても首筋がぞわぞわするような、居心地の悪いネタになってしまうのです」。

(c) NME.COM / IPC Media 2010
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