ザ・ルーツとジョン・レジェンドがカバー・アルバムを制作

新作『How I Got Over』のリリースを控えたザ・ルーツだが、実はジョン・レジェンドとともに、60年代や70年代のメッセージ・ソングを取り上げたカバー・アルバムも同時に制作していたことが明らかになった。もともとはアーケイド・ファイアーの曲をカバーしてみようというアイディアから始まったプロジェクトだったのだが、結局、このアーケイド・ファイアーの楽曲はアルバムに収録されることにはならなかった。ただ、その曲、“Wake Up”をそのままアルバムのタイトルとして残したのだと、クエストラヴはローリング・ストーン誌に語っている。「カバー・アルバムっていうと、なにかと難癖つけられることが多いから、もうほとんど知られていない曲を選んで、それをものすごくユニークに解釈して、ちょっとすぐにはカバーだってわからないようなアルバムになってるんだ」とクエストラヴは語っている。アルバムは9割方完成していて、マーヴィン・ゲイ、ニーナ・シモン、ダニー・ハサウェイ、ロバータ・フラックらの楽曲が取り上げられていて、コモンやCLスムースも客演で参加しているとか。また、クエストラヴによるとジョン・レジェンドのボーカルもいつもの滑らかな歌とは違うものになっているという。「ぼくとしてはこのアルバムのボーカル・パフォーマンスはジョンにとっては最悪なものになってほしかったんだよね。ジョンのもっと生々しいボーカルの側面を打ち出したかったから、いつも選ぶのは粗い方のテイクだったんだよ」。ただ、リリースに関してはオリジナルの新作の『How I Got Over』を先にリリースしていくつもりで、こちらは6月にデフ・ジャムからリリースの予定になっている。ジョン・レジェンドはこちらにも客演で参加している。その一方で、カバー・アルバムのきっかけとなったアーケイド・ファイアーだが、バンドのHPにある日、「Arcade Fire Presents “The Suburbs”」というバナーが上がったのだという。その後、今度はこのバナーから“The Suburbs”だけが削除されてしまい、今は「Arcade Fire Presents」となっている。いずれにしても、この“The Suburbs”がなんだったのかと、ファンの間でも話題になっているとピッチフォークで伝えている。次のアルバムのタイトルか、それともスパイク・ジョーンズ監督と製作している映画のタイトルか? 夏にはツアーが始動するのでおそらく近いうちになにか情報が入ってきそうだとのこと。
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