キャメロン・クロウ監督がマーヴィン・ゲイの伝記映画に着手


『あの頃ペニー・レインと』などの作品で有名な映画監督キャメロン・クロウが5年ぶりの作品に動き出していると噂されているが、その作品として不世出のR&Bボーカリスト、マーヴィン・ゲイの伝記映画が予定されているらしい。クロウ監督は3年にわたってこの作品の準備を進めてきたというが、ようやく実現の目処がついたようだとデッドライン誌が報じていて、主役には『ハンティング・パーティ』や『ブレイブ・ワン』のテレンス・ハワードが予定されている。

ウィル・スミスもこの映画に関わっているとされていたが、クロウ監督とプロデューサーのスコット・ルーディンとの「度重なる打ち合わせの末」、最終的にウィルの方から出演を辞退したという。

「まだ、なんにも決まってない状態だから」とテレンスはカンヌで説明している。「これでヘマしたら全音楽ファンにぼこぼこにされるからね」。

モータウンの創業者で前オーナーのベリー・ゴーディもこのプロジェクトを後押ししていて、マーヴィンの楽曲の使用権などもすでに認めているという。

ただ、実はマーヴィンの伝記映画については、『フライデー』の監督F・ゲイリー・グレイが2種類のマーヴィン映画の進めているという話もあり、相当の競合を迫られるかもしれない。

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