エド・シーラン、“Thinking Out Loud”をめぐる著作権訴訟が延期に。ツェッペリンの類似訴訟後再開の見込み

エド・シーランは2014年の楽曲“Thinking Out Loud”でマーヴィン・ゲイの1973年のヒット曲“Let’s Get It On”を盗用したとして1億ドル(約108億円)の賠償を求める訴訟を起こされている。

Law 360」の報道を元に「BBC」が報じるところによると、ニューヨーク州連邦地方裁判所のStanton判事は、本件に関しては、レッド・ツェッペリンとスピリットの間で行なわれている類似訴訟の結果が出てから取りかかるとして、「夏休みにしよう!」と冗談交じりに言ったという。

The Guardian」によると、2016年にスピリットがレッド・ツェッペリンの“Stairway to Heaven”は盗作だと訴えていた件で、2016年にrロサンゼルスの連邦裁判所陪審員は「盗作ではない」と判決を下したが、サンフランシスコで行われた米国控訴裁判所の裁判官3名が本件において、下級裁判所の裁判官が著作権法ついて陪審員に誤った認識を与えていたと指摘し、再び裁判にかけられる事となったという。この案件が最高裁判所まで行くとすると、エドの訴訟は2020年まで長引く可能性もあるということだ。

この訴訟は、“Let’s Get It On”の共同作者である故Ed Townsendの相続人らが、シーランの2014年のアルバム『X』の収録曲である“Thinking Out Loud”が、ゲイの“Let’s Get It On”の「メロディー、リズム、ハーモニー、ドラム、ベースライン、バック・コーラス、テンポ、シンコペーション、ループ」を真似ているとしてシーランを訴えているものだという。

シーランはこれを否定しており、判決は陪審員に委ねられることになるという。
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