ザ・ドラムスは代表曲となった“レッツ・ゴー・サーフィン”は実際に海に行った体験ではなくて、オバマ大統領がインスピレーションとなった曲だと明らかにしている。
NMEによるデビュー・アルバム『ザ・ドラムス』動画全曲解説に応えたザ・ドラムスは、この曲のインスピレーションになったのは08年の米大統領選だったと説明している。
「実際に書いたのはオバマが選挙に勝った日で、全員でものすごく興奮してたんだよね」とギターのジェイコブ・グレアムが説明する。「まあ、ぼくたちはあまり政治に関心のあるタイプじゃないし、政治でなにが起きてるのかたいていの時はさっぱりわかってもいないんだけど、でも、あの時のアメリカじゃわからないでいられることなんてありえなかったし、興奮しないわけにもいかなかったよね」。
また、ボーカルのジョナサン・ピアースは、8年間続いた共和党のジョージ・ブッシュ大統領がいなくなったことについて国全体が感じていた安堵感をインスピレーションとしてもいると加えて説明した。
「国全体が8年も監獄かなにかに閉じ込められたような気分に陥っていた後でオバマが登場したから、国全体と一緒にあの波にさらわれるのは避けられないことだったんだよ。その時に“レッツ・ゴー・サーフィン”を書いたんだよね」とジョナサンは語っている。「2番目のヴァースを聴いてもらえばわかるけど、あれはオバマがホワイトハウスに迎えられて物事がこれから変わるかもしれないということを歌ってるんだよ」。
「実際にはなにも変わらなかったけど。まあ、ちょっと変わったことはあるけどね、でも、あの時はすべて大袈裟に美化されてたわけだからね。だから、“レッツ・ゴー・サーフィン”は解き離れた自由を歌ったものなんだよ」
ドラムスの動画全曲解説の第1部はこちらから(→http://www.nme.com/video/bcid/97589270001/search/NME)
第2部はこちらから(→http://www.nme.com/video/bcid/97589309001/search/NME)
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