フランス映画のヌーヴェル・ヴァーグを担った1人で、50本以上もの作品を手掛けてきた監督クロード・シャブロルが80歳で他界した。9月12日に気胸症からくる心臓発作で亡くなった。
シャブロル監督はもともとパリ大学で薬学を専攻していたが、やがて映画に引きずりこまれるように関わっていくことになった。
ヌーヴェル・ヴァーグをともに牽引したフランソワ・トリュフォー、ジャン=リュック・ゴダール、エリック・ロメール、アラン・レネ、ジャック・リヴェットらと同様、シャブロルも季刊映画評論誌『カイエ・ドゥ・シネマ』の執筆陣として活躍を始め、その後斬新な作品を映画作家として発表していった。
数ある作品のなかでも68年の『不貞の女』や69年の『野獣死すべし』などが特に影響の大きい作品として有名だ。
シャブロル監督は59年には『いとこ同志』でベルリン映画祭の金熊賞を獲得したほか、カンヌ映画祭でもパルム・ドール賞候補に2度残り、95年にはフランス映画アカデミーより生涯にわたる功労を称えてルネ・クレール賞を受賞している。
キャリアを通してほぼ年に1本というペースを貫き、ジェラール・ドパルデュー主演のサスペンスものの09年の『Bellamy』が最新作だった。
カンヌ映画祭の理事長であるシエリ・フレモーは「もうしばらくは元気だろうと思わせるほど潑溂としていただけに」その死には驚かされたとコメントしている。
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