ピーチズが『ジーザス・クライスト・スーパースター』をワンマン・バンドで上演

ピーチズが『ジーザス・クライスト・スーパースター』をワンマン・バンドで上演 - 09年作 『アイ・フィール・クリーム』09年作 『アイ・フィール・クリーム』

性差やスキャンダラスなテーマを扱うことでも有名なエレクトロ・パンク・ユニットのピーチズだが、来月からアメリカで上演するミュージカル形式のライブ・ツアー『ピーチズ・クライスト・スーパースター』のために、キリストの殉死を描いたロック・ミュージカル『ジーザス・クライスト・スーパースター』の作者にまで掛け合わなくてはならなかったという。

タイトル通り、『ピーチズ・クライスト・スーパースター』は『ジーザス・クライスト・スーパースター』をベースにしているが、基本的にピーチズだけですべてを演じきる内容になっている。ただ、今年の3月にプレミア公演を地元ベルリンで行おうとしたところ、『ジーザス・クライスト・スーパースター』の上演権を管理しているドイツの会社から「オリジナル作品を貶める」として上演を差し止められることになったとピーチズはビルボード誌に語っている。

ところが、実際に掛けあってみると『ジーザス・クライスト・スーパースター』の作詞を担当したティム・ライスはピーチズ版の上演を後押しし、さらに作曲を手がけたアンドリュー・ロイド・ウェバーとライスが2人でトライアル公演を観た後、ゴーサインをもらえたのだとか。

「今回のライブのアイディアは14歳くらいの頃から温めてきたもので、『ジーザス・クライスト・スーパースター』のサウンドトラックを聴きながらずっとひとりで演じてきたものなのね。でも、人前でやるものとして考えたことはなかったんだけど、ベルリンのある劇場からやってくれないかって声がかかって初めて舞台として考えてみたわけ」とピーチズは説明する。

さらにピーチズはこう説明を続ける。「すごくシャーマンになったような気になるのね。情熱に自分自身をすべて預けちゃうようなところがあって。わたしにとってはこの物語は人がどうやってものごとを誤解していくかっていう話なの。ある人の善意がまったくコントロールの効かない巨大なものへと変身していくという意味でね」。

(c) NME.COM / IPC Media 2010
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