元ジャパンのベースのミック・カーンが他界した。享年52歳。
ミックは2010年6月に進行がんと診断されていることを明らかにしていたが、1月4日にロンドンのチェルシーにある自宅で息を引き取ったことがミックのオフィシャル・サイト、Mickkarn.netで発表された。
サイトではミックが臨終の際、「家族や友人たちに囲まれていた」そうで、その死は「誰からも深く悼まれるだろう」と伝えている。
キプロスのニコシアでアンドニス・ミカエリデスとして生まれたミックはジャパンで74年の結成から82年の解散まで活躍し、実質的にはジャパンの再結成プロジェクトともなった91年のレイン・トゥリー・クロウにも関わった。そのほかにもゲイリー・ニューマンやケイト・ブッシュらとのコラボレーションでも知られ、バウハウスのピーター・マーフィとは84年にダリズ・カーというプロジェクトも立ち上げた。
04年にミックは妻と息子を連れてキプロスに帰っていたが、昨年からロンドンに戻っていた。進行がんと診断されてからは、Mickkarn.netで何度か治療費や家族への支援を募るアピールが試みられていた。
デュラン・デュランのジョン・テイラーはバンドのオフィシャル・サイトDuranduran.comでミックのことを「70年代末と80年代初期において、ヴィジュアルとサウンドで最もスタイリッシュな表現を求めた」人物として追悼している。
Mickkarn.netはこちらから→http://www.mickkarn.net
ジョン・テイラーのミック追悼はこちらから→
http://www.duranduran.com/wordpress/?p=17671
(c) NME.COM / IPC Media 2011
ジャパンのミック・カーンががんで他界
2011.01.05 11:45