ピンク・フロイド、ダウンロード配信をめぐってEMIと和解し、契約更新

ピンク・フロイド、ダウンロード配信をめぐってEMIと和解し、契約更新

ピンク・フロイドは1967年のデビュー以来の古巣となっていたEMIとダウンロード配信をめぐって訴訟で争っていたが、この度EMIとの契約を更新したことが発表され、過去の争いもすべて決着したことが明らかになった。

裁判の争点になっていたのは、90年代末に交わしたこれまでの契約のなかでバンド側が楽曲をアルバムからバラして個別に販売するのを禁じていたのに対してEMIがiTunesなどでトラックごとのダウンロード配信用に音源を提供していたこと。バンド側はバンドの事前の許可なしにはレコードをバラしてはいけないという契約の内容に違反していると訴え、それに対してEMI側はダウンロード配信はもはや「レコード」ではないからその取り決めは適用しないと抗弁していた。2010年3月の高等裁判所の判決では、バンド側の主張が全面的に認められることになった。

その後、バンドとEMIの契約更改の折衝が続いていたようで、EMIは「今回の新しい契約の結果として、過去におけるバンドと会社との論争はすべて決着したということになります」と声明のなかで発表している。また、今回の契約によりEMIはピンク・フロイドの「膨大な作品体系を通して、バンドがこれまでのファンや新しいファンまでよりいっそう繋がっていけるように助力する」と説明している。なお、今回の契約の効力は5年とのことだ。

バンド側の主張を全面的に受け入れて契約成立という形にはなったが、iTunesなどでの配信はこれまでどおり、トラックごとでも可能のままになっている。


(c) NME.COM / IPC Media 2011
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