LCDサウンドシステム、ファイナル・ギグを発表

2010年作 『ディス・イズ・ハプニング』

LCDサウンドシステムは今年行われる最後のライブの後は、ユニットとしての活動をやめることを明らかにしている。

その最後のライブとして予定されているのが4月2日に予定されているニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンでのライブになるが、ジェイムス・マーフィーはその後は「引退して、足抜けして、その先へ行く」と語っている。

さらにその「史上最高の葬儀」となるライブのセットリストには新曲や未発表曲なども含まれるだろうと、バンドのオフィシャル・サイトでほのめかしている。

「この一夜だけ、ぼくたちは友人らや家族らも交えながら、3時間にわたるライブをやるよ。これまでライブでやったことのないものもやるし、大騒ぎにして、そのまま立ち去りたいんだ。そして、ぜひ、みんなにもその場に立ち会ってほしい」

さらにこの日のサポートは、08年に再結成したニューヨークのポスト・パンク・バンド、リキッド・リキッドが務めることになるそう。

ただ、今回の発表では、ジェイムスが今後、LCDサウンドシステムとしてさらに音源を制作していくのかどうかは明らかにされていない。もともとジェイムスは最新作『ディス・イズ・ハプニング』がLCDサウンドシステムとして最後のリリースになると発言していたものの、ある程度までならユニットとして制作を続けていくことも可能だとも語っていた。

「これからもLCDサウンドシステムとして音楽とかいろいろやっていくつもりだよ。ただ、今のぼくたちにはもとの生活に戻って、LCDサウンドシステムがまだ自分の生活の一部だった状態に戻らなきゃならないんだ。これが自分の生活のすべてだっていうんじゃなくてね」とジェイムスはザ・クワイエット・アスに語っていた。

(c) NME.COM / IPC Media 2011