フェニックスのトーマス、新作は「ノスタルジックで、未来的で、実験的で、ミニマル」と説明

フェニックスのトーマス、新作は「ノスタルジックで、未来的で、実験的で、ミニマル」と説明 - 2009年作 『ヴォルフガング・アマデウス・フェニックス』2009年作 『ヴォルフガング・アマデウス・フェニックス』

世界的なブレイクのきっかけとなった2009年の『ヴォルフガング・アマデウス・フェニックス』に続く新作の制作に入っているというフランスのフェニックスだが、シドニーで開かれたグッド・ヴァイブレーションズ・フェスティバルへの参加とともに、新作の題材探しも行っていたとか。

オーストラリアのペデストリアンTVというサイトの取材に答えたボーカルのトーマス・マースは「今度の火曜日にオーケストラの人たちに会うんだけど、このオーケストラの専門がこれなんだよね……英語でなんていうんだっけ?」とドラムを叩く真似をしてみせたとか。すかさずベースのデック・ダーシーが「バイロン・ベイでパーカッショニスト集団とレコーディングをするんだよ」と助け舟を出したという。

なんでもそのパーカッショニスト集団の関係者がフェニックスの「友達のパパ」らしく、レコーディングしたものをいったんフランスに持ち帰って気に入ったら、あらためてまたレコーディングにオーストラリアに戻るつもりだとか。

また、トーマスによると今度の新作ではこれまでのギター・ポップ的なサウンドから離れようと試みている様子で、新作の音はTGV(フランスの新幹線)のようなものだという。さらに、「ノスタルジックで、未来的で、実験的で、ミニマル」だとトーマスは説明している。

いずれにしても、今回のオーストラリアでのパーカッション・セッションについてはこう説明している。「ぼくたちはドラム・マシーンを使ってたくさん音を作っているし、ドラム・マシーンの音と実際の生のドラム音もたくさん混ぜて使ってるから、今回のレコーディングはそこからちょっと離れるためのものなんだよ」とトーマスは語る。

「ポップ・ミュージックをやってるとね、どうしても欲求不満になってくるところがあるんだよ。しかも、ドラムはぼくたちの音のDNAのようなものだから、今ちょっと違うものをやりたいと思ってるからには、そのDNAもちょっと変えてみたいということなんだ」
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